演劇で紡ぐ“まちの記憶”門司・若松編
人やまちの“記憶”を演劇作品として継承していくことを目的に、2012年にスタートした北九州芸術劇場オリジナル事業「Re:北九州の記憶」、その第2章が始動します。
地域の劇作家が市内7区のまちやそこに住む人々へ取材を行い、作家のオリジナリティを活かした“まちの記憶”の物語を創作。作品が生まれたその地域で、リーディング作品として上演します。第一弾は、門司区と若松区を舞台にした物語をお届けします!
※「Re:北九州の記憶」とは・・・北九州市政50年を迎えた2012年にスタートした事業。人やまちの“記憶”を演劇的手法で後世へ継承していくことを目的に、地域の劇作家がまちに暮らす高齢者へインタビューを行い、そのエピソードを元に物語を執筆。10年間で89本の作品が生まれました。
門司編「カラオケ喫茶 キミ」
作・演出:穴迫信一(ブルーエゴナク)
出演:内田ゆみ、木村健二(飛ぶ劇場)、中川裕可里(飛ぶ劇場)、なかむらさち(ブルーエゴナク)、藤原達郎(飛ぶ劇場/大体2mm)、渡辺明男(バカボンド座)
*あらすじ*
物語の舞台は門司駅前にあるカラオケ喫茶キミ。キミさんは、このカラオケ喫茶のマスター兼カラオケ教室の先生。週に一度カラオケ教室を開いています。長年通う生徒たちは歌の指導を受けつつ、プロポーズの練習やカラオケ機械の故障をめぐり、いつも以上に賑やかです。そこに、見ず知らずの男性があらわれて…。歌と記憶の再生劇。
若松編「若松積日物語」
作・演出:寺田剛史(block)
出演:文目卓弥(飛ぶ劇場)、飯野智子(バカボンド座)、隠塚詩織、佐藤恵美香(飛ぶ劇場)、はまもとゆゆゆ(月刊むりむりむ〜)、宮村耳々(非・売れ線系ビーナス)、森川松洋(バカボンド座)
*あらすじ*
北九州市若松区。かつてのにぎわいは今はなく、静かに時を刻むこの街に、忘れられた靴と記憶が呼び戻される。夢を追って姿を消した母。置き去りにされたマシロ。地元に残った同級生。そして過去と向き合えずにいた人々。彼らが若戸大橋のたもとで再び出会う。人が人を思い出すとき、街も人を思い出す。若松の積日な物語
お問い合わせ
J:COM北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655(10:00~18:00)
備考
企画・製作/北九州芸術劇場
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会