北九州で生まれた若手劇団、初の小劇場公演!
あなたがいなくなってから、あなたのことを想うようになった。果てしない宇宙に漂う魂は、記憶を頼りに地球の重⼒圏に必死にしがみついて、そうして今⽇も私を⽣きる。歴史の彼⽅から、「私」につながる、その微かで、でも確かな痕跡を、いつまでも、いつまでも、私は探し続けている。こえの聴こえる、静かな⽉夜に、あなたの影を探している。
2014年北九州市立大学ひびきのキャンパスメンバーを中心に発足後、『演劇を見ない大学生にも届ける演劇』を創作してきた劇団言魂がフルスケール作品で小劇場初登場!「プチ科学」をモチーフにしながら小気味いいテンポの会話で身の回りに潜むドラマを描く彼らが、約1年間のブラッシュアップを重ね創りあげてきた物語。どうぞご期待ください。
作・演出 山口大器 コメント
本来であれば、2020年に上演されるはずだった本作品ですが、⼀年の延期を経ていよいよ本公演としての創作です。思えば、延期が決まる直前まで、揺れ動く社会の中で演劇がどこへ向かうべきか、この作品をどう導いていくか悩み、揺らいでいました。今回の創作に向けて、2020年4⽉のオンラインリーディング、10⽉の本公演に向けたワーク・イン・プログレスと、この作品と向き合い、着実にステップを踏んできたと感じています。劇団⾔魂初の、そしてようやくの、北九州芸術劇場⼩劇場での本公演です。お楽しみに。
作・演出
山口大器
出演
文目卓弥(飛ぶ劇場)、隠塚詩織(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)、青野大輔(非・売れ線系ビーナス)
森唯美、穂想川実猫瑚、横佐古力彰、江川遼太郎(以上、劇団言魂)
備考
主催/劇団言魂
提携/北九州芸術劇場