~歌声で探す青い鳥。さようなら、ありがとう、またいつの日にか~
「青い鳥」はチルチルとミチルが幸せの青い鳥を探して旅に出る物語。思い出の国、夜の御殿、幸せの国、未来の国・・・、大人にも子どもにも心に染みるファンタジーを通して、人間にとっての本当の幸せとは何かを問うメーテルリンクの不朽の名作です。
合唱物語「わたしの青い鳥」は、このストーリーに詞と曲をつけ、それを皆さんの歌とインタビューで綴っていくオリジナルの合唱スタイルです。毎年たくさんの市民の方にご参加頂き、2019年は8歳から80代の方まで88名のチルチルミチルが集いました。(2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、本公演およびワークショップは延期)
劇場開館翌年の2004年から毎年行ってきたこの企画も、17回目のこの夏をもってラストステージを迎えることになりました。「さようなら」、「ありがとう」、「またいつの日か」の思いを込めて、5月からコーラスワークショップを開催し、7月4日(日)に本番公演を実施します。ワークショップでは第一線で活躍するプロが丁寧に指導し、本番の舞台でも皆さんと共演します。
合唱物語「わたしの青い鳥」は、歌声で探す皆さん一人一人の青い鳥です。歌うことが好きな小学3年生以上の方ならどなたでも、年齢、男女は問いません。こぞってご参加ください。
新型コロナウイルス感染拡大予防に関するご参加の皆様へのお願い、当劇場の対応等についてはこちらをご確認いただき、あらかじめご了承のうえお申し込みいただきますようお願い申し上げます。
指揮・合唱指導
樋本英一(ひもと ひでかず)
東京芸術大学声楽科及び指揮科卒業。”歌のわかる指揮者”としてオペラ、合唱の指揮で活躍。自ら主宰するHi’s Opera Companyで2014年、オペラ「みすゞ」を世界初演、指揮。合唱では90年より 07年まで東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス を務める。アマチュア合唱団の指揮も多い。東京芸術大学、日本オペラ振興会オペラ歌手育成部各講師。
ソプラノソロ・合唱指導
伊藤晴(いとう はれ)
三重大学卒業。武蔵野音楽大学大学院修了。ミラノ、パリで研鑽を積み、各地でコンサートに出演。第9回藤沢オペラコンクール第2位。
藤原歌劇団には『ラ・ボエーム』ミミ、ムゼッタ、『カルメン』ミカエラ、『ラ・トラヴィアータ』ヴィオレッタ、『愛の妙薬』アディーナ等で好評を博す。
日本オペラ協会には『夕鶴』つう役で出演する他、『みすゞ』『魔笛』等幅広い役で活躍中。セイジ・オザワ松本フェスティバル「第九」ソロ、NHKニューイヤーオペラコンサート等、全国各地で活動の幅を広げる。藤原歌劇団団員。
ワークショップってどんなことするの?
合唱経験がまったくない方や楽譜を読めない方でも大丈夫なように、声を出すまでの段階をひとつひとつ、ゆっくり指導します。例えば、【1】身体のほぐし方 【2】息の使い方 【3】声の出し方 【4】イメージの膨らませ方 【5】メロディーへの声の乗せ方 【6】舞台での立ち方 などなど、先生のお手本にあわせて、全員でワークショップを重ねます。真剣な練習の中にも、思わず笑っちゃうような楽しさがいっぱい!もちろん音楽経験のある方にも、目から鱗の画期的な練習方法やプロのアーティストの方々の、音楽についての考え方も学べるまたとない機会です。
参加者の声
♪プロの音楽家の先生によるユーモアあふれる指導に顔も心もほぐれ、声を出すことが楽しくなりました。
♪子どもから大人まで楽しく参加することができ、一緒に一つのことに打ち込める充実感がとてもよかったです。
♪うまくできるだろうかと心配しながらの参加でしたが、ワークショップ全体の雰囲気がとても温かく、思い切って参加してよかったと思いました。
♪私は譜面が読めないのですが、メロディーのお手本が入ったCDを貸してもらえるので、家で練習することができました。
♪舞台に譜面を持って上がれるので、歌詞を覚えるプレッシャーがなくて良かったです。
備考
企画・製作/北九州芸術劇場
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
後援/北九州市教育委員会
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
東アジア文化都市連携事業