スペイン音楽・舞踊の歴史を、ジェンダーを超えた独舞・独唱で辿る旅
フランスの俊英ダンサー・振付家のフランソワ・シェニョーが、アーティストのニノ・レネと共に2017年に初演し、その後世界各地で称賛を浴びた「不確かなロマンス-もう一人のオーランドー」を上演します。
シェニョー3度目の来日にして北九州初登場となる本公演。シェニョーとアーティストのニノ・レネが共同で構想した本作は、トランスジェンダーの青年貴族が主人公のヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』を想起させるもので、シェニョー自身が性を超越し、外見とアイデンティティを変容させながら見事なソロダンスと歌唱を繰り広げます。テオルボ、バンドネオン、ヴィオラダガンバ、パーカッション、バロックギターの音色に乗せて展開される圧巻の舞台をどうぞご堪能ください。
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【チケット発売日再延期のお知らせ】 ※10月28日KICPACメンバーズ先行再延期情報追記
新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえ、本公演のチケット発売日を下記の通り再度延期することといたしました。お客さまにはご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
KICPACメンバーズ先行:10月31日(土) → (再延期)11月3日(火・祝)
チケットクラブQ先行:11月7日(土)
一般発売:11月8日(日)
コンセプト・音楽監督・演出
ニノ・レネ
アーティスト。フランス・ボルドーのÉcole Supérieure des Beaux-Arts de Bordeauxでビデオと写真を専攻し、2009年に卒業。並行して、南アメリカの伝統曲を中心としたギターの演奏も学び、現代美術、音楽そして映画を組み合わせた作品を創作することとなる。彼の作品はポルトガル、ドイツ、スイス、エジプト、中国、アルゼンチンといった国々でも発表され、レジデンスによる新作制作の委嘱も定期的に受けている。また、最近のビデオ・プロジェクトは、マルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭(フランス)、香港のPapay Gyro Nights Art Festival、トルーカ国際映画祭(メキシコ)など、各地の映画館やフェスティバルで上映されるなど、注目を集めている。マドリッドのアカデミー・ド・フランスのメンバーであり、カサ・デ・ヴェラスケスのレジデント・アーティスト。
コンセプト・振付・ダンス・歌唱
フランソワ・シェニョー
振付家。フランス・レンヌ生まれ。6 歳からダンスをはじめ、2003 年パリ国立高等音楽・舞踊学校卒業。その後、ボリス・シャルマッツ、エマニュエル・ユイン、アラン・バファード、ジル・ ジョバンといった多くの振付家やダンサーとコラボレーションを展開。『不確かなロマンス-もう一人のオーランドー』(2017 年)のような官能的かつ崇高な作品で、ダンスにおける肉体的な厳密さ、歌の何かを喚起する力、さらには、歴史的な言及の間に立ち上がる空間において、身体の可能性を追求してきた。2005 年以来、セシリア・ベンゴレアと共にカンパニーVlovajob Pru を結成し、『TWARK』、『DUB LOVE』、などを世界各国で発表し、高い評価を得ている。また彼らは、リヨン・オペラ・バレエ、ロレーヌバレエ、ヴッパタール舞踊団など欧州の重要なダンスカンパニーに作品を提供している。
演奏
テオルボ・バロックギター:ダニエル・ザピコ
バンドネオン:ジャン=バティスト・アンリ
ヴィオラ・ダ・ガンバ:フランソワ・ジュベール=カイエ
パーカッション:ペレ・オリヴェ
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655(10:00~18:00)
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
後援/北九州市教育委員会、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、スペイン大使館 Embajada de España、インスティトゥト・セルバンテス東京
助成/(一社)全国モーターボート競走施行者協議会、(一財)地域創造、アンスティチュ・フランセ パリ本部