【北九州芸術工業地帯】【協働先 観光 × まち】 三宜楼公演「うろきんさ」

旧料亭“三宜楼”が鮮烈で摩訶不思議な異世界に

スターフライヤーのオリジナルダンス「そらダン」を創作し話題を呼んだダンサー・振付家の康本雅子と音楽家のオオルタイチに、劇作家・小説家の戌井昭人も加わり、門司港栄華の象徴といわれる築約90年の旧料亭「三宜楼」にて滞在制作・公演を実施。舞台はかつて芸術家や文人たちが集った優美な百畳間。時を経て同じくこの場所に魅了された現在を生きるアーティストたちが、ダンス・音楽・芝居の交錯したパフォーマンスで束の間の時空旅行へと誘います。

作品について

本作では、北九州固有のロケーションを地域資源として活用する新しいプログラムづくりの一環として、北九州が誇る歴史的建造物である門司港の旧料亭「三宜楼」の空間的魅力を活かしたパフォーマンスを創作しました。
三宜楼に残る和歌からインスピレーションを受けて創作した楽曲を地元の門司三曲協会と演奏する一幕も。下関の老舗ふぐ料理店『春帆楼』の特製弁当に舌鼓を打ち、門司港の歴史的背景や魅力を感じながら異世界へといざなう、劇場が手掛けるアートを活かした非日常体験を提供しました。

創作スケジュール

2018年1月より準備をスタート。アーティストによる三宜楼および門司港周辺の下見を経て各々がイメージを膨らませ創作活動に取り掛かり、9月中旬に北九州に滞在しながら共同クリエーションをおこないました。

◆会場下見・現地視察・打ち合わせ◆ 
日時:2018年1月12日(金)~13日(土)
場所:三宜楼、門司港周辺

◆北九州滞在制作◆
日時:2018年9月10日(月)~14日(金)
場所:旧大連航路上屋2階ホール、三宜楼

◆本番◆
日時:2018年9月15日(土)、16日(日) 各日18:30開演
会場:三宜楼 百畳間

舞台写真

※すべての掲載写真Ⓒ杉和博

ダイジェスト動画

アーティスト

振付・出演

康本雅子

1974年、東京生まれの魚座のO型の末っ子がどうした。自作品を国内外で発表する他、松尾スズキ、白井晃の演劇作品の振付や様々なミュージシャンのMV、コンサートの振付等、多方面において活動。2012年からは福岡に移住し子育て黄金時代を過ごすも、2015年からは京都に移住。行く先々の小学校でダンスWSを行うはマスト。最近は新作「子ら子ら」を発表したりライブに出たり鴨川で呑んでは寝たり、そういえばダンサーやめられないなダンサー。http://yasumotomasako.net

音楽・出演

オオルタイチ

1979年、奈良県に生まれる。1999年よりオオルタイチとして活動を開始。“漂流する内的民俗”をキーワードに打ち込みによるトラックと非言語の歌を融合した音楽を展開。ソロ名義以外にバンド”ウリチパン郡”やYTAMOとのユニット”ゆうき”などでも活動。アニメ映画の音楽監督や、アメリカ・ヨーロッパ・アジアと様々な国での公演・ツアー等も精力的に行っている。“水曜日のカンパネラ”など他アーティストの楽曲プロデュースからリミックス、舞台作品への楽曲提供等多岐に渡る。http://okimirecords.com

テキスト・出演

戌井昭人

1971年、東京生まれ、変テコな寄合いパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」で脚本を担当したり、出演したり、照明を吊るしたり、音楽を流したり、他もろもろ、何でもやっている。小説作品を多数発表していて、芥川賞は5回ノミネートされるが、落選ばかりしている。しかしながら「すっぽん心中」で川端康成文学賞、「俳優・亀岡拓次」は監督・横浜聡子、主演・安田顕で映画化をされ、続編にあたる「のろい男 俳優・亀岡拓次」で野間文芸新人賞を受賞している。http://www.tetsuwari.com

特別出演

門司三曲協会

昭和22年当時の門司市に在住、勤務及びゆかり有る琴、三絃、尺八の師匠およびその子弟をもって設立された会(現在約30名が所属)。会員の親睦と三曲の技術の研鑽に励み日本伝統音楽の普及と現北九州市の文化の発展に寄与することを目的に活動を続けている。
主な活動 
毎月 琴、三絃、尺八の月例合奏研究会実施
毎年 5月頃北九州市三曲協会連合会演奏会に出演
毎年 11月頃北九州市門司区文化祭三曲演奏会に出演
その他依頼先からの三曲演奏に出演等

協働団体

三宜楼運営協議会、春帆楼、門司港レトロ倶楽部

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