幅広い世代に向け演劇を創るPUYEYが初登場!
福岡を拠点に活動する高野桂子と五島真澄による演劇的パフォーマンスユニット「PUYEY(ぷいえい)」が北九州芸術劇場に初登場!セリフのみに頼らず聴覚、視覚的な表現を多用し「生きていくやるせなさ」をやさしい言葉で紡ぐことで、大人の絵本のような作品を創作しているPUYEY。今回、なんと「劇トツ×20分」2022の優勝作品『おんたろう』が、新作長編となって帰ってきます!子どもから大人まで年齢を問わず楽しめるPUYEYの新作にどうぞご期待ください!
あらすじ
「ほんとうの声を出すのです」
感情の神々・エモ神様から派遣されるおんたろうは、人間の怨念を解消するためにあの手この手でお手伝い。
今回おんたろうが降り立ったのは、この春小学生の教員になったばかりの純…だけじゃなかった?! おんたろうは、小学校に渦巻くネガティブエネルギーを下げることができるのか…。
人間のやるせなさをポップにやさしく描き出すPUYEY約4年ぶりの北九州公演!
作・演出
高野桂子
音楽
五島真澄
出演
高野桂子、五島真澄、手嶋萌、隠塚詩織、松永檀、森川松洋(バカボンド座)
PUYEYプロフィール
高野桂子と五島真澄による、福岡市を活動拠点とする演劇的パフォーマンスユニット。セリフに頼らず聴覚、視覚的な表現を多用し「生きていくやるせなさ」をやさしい言葉で紡ぐことで、大人の絵本のような作品を創作している。「PUYEY」の語源はタイ語で「わたげ」という意味の「PUY」に、エイ!と勢いをつけるため「EY」をつけた造語。「たんぽぽのわたげのように風に乗って各地へ飛んでいき、落ちたところで花を咲かせたい」という願いを込めた名で、2016年の結成以来毎年ツアーを行なっている。
応援コメント
【永井愛さん(劇作家・演出家・二兎社主宰)】
昨年の「劇トツ×20分」で、九州にはイキのいい劇団がたくさんあることを知りました。中でもPUYEYの『おんたろう』は、観客に最も愛された作品です。 セクハラやモラハラをついつい我慢しがちな女性の前に「おんたろう」が現れて、小さな気づきをもたらしてくれる。「そんなこと、あり得ないよ」と笑いながら、小さな気づきが人間の行動を変えてゆくことは、リアリティーをもって受け止められたんじゃないでしょうか。今度は「おんたろう」が小学校に出没するとのこと。いいですね、今最も行ってほしい場所です。「おんたろう」の、ゆる~い力がもたらす変化に期待しています。
【ケッチさん(元が〜まるちょば・赤モヒカン)】
PUYEYの舞台はとても豊か。
「聞こえない会話も」見せてくれ、
「聞こえない声でも」話しかけてくれる。
【有門正太郎さん(演出家・俳優・劇作家・有門正太郎プレゼンツ主宰)】
PUYEYの作品って一見すると元気よい作品のイメージがあるのだけど、その奥底に孤独や寂しさそして人が大切に閉まっている部分を刺激する様な、糖衣錠のような作品だよなぁと思う。それはPUYEYの2人しか出せない世界観。劇凸で優勝した作品なら尚おすすめ出来る。
老若男女に楽しめるように工夫されてる事もおすすめのポイントです。
以前、息子もPUYEYに出演させて頂きました。その節はありがとうございました。皆さん、観にいかれよ!
【川崎優さん(タレント)】
PUYEYさんの舞台で、生まれて初めて『一人芝居』を見て「...すごい!こんなに面白いのか!」と驚き。お芝居、動き、音楽、シンプルな照明だけで目が釘付けになりました。クスッと笑えて、気持ちを代弁してくれる。重たくなく、でもメッセージ性がしっかりとある。観た人に前向きな何かを必ず残してくれるのだろうな…と素人ながら感じました。
今回の、『おんたろうズ』を私もいちファンとして楽しみにしております。
【荒木宏志さん(劇団ヒロシ軍代表)】
気がつけば、PUYEYと知り合って5年経つ。はえ〜!
気がつけば、PUYEYが劇トツ優勝で北九公演。はえ〜!
劇場公演はほんと大変だけど、いつものPUYEYらしい僕たちに寄り添ってくれる作品を期待してます。
プイェェェェェェイ!
【相内唯史さん(インディペンデントシアター劇場プロデューサー・最強の一人芝居フェス「INDEPENDENT」プロデューサー)】
PUYEYの作品には、社会的なまなざしや問題意識がさらりと編み込まれている。声高にメッセージを叫ぶわけではないから、普通に物語として楽しんで、くすっと笑って、観終わったら温かい気持ちになって「明日から少し気にしてみよう」とちょっと優しくなれる、そんな温度感。作風もだけどきっと二人の醸し出す空気感がそれをつくっているんだろうなぁ。どんな場所もホームに変えてしまう二人の今回は劇場公演をお楽しみ下さい。
【永山智行さん(劇団こふく劇場代表)】
「軽やか」という言葉について考えている。「軽やか」はただの「軽い」とは違う。そこには確かに重力があり、それをどうしようもなく感じているからこそ、どうにかしてひっくり返してやろうとする子どものような魂胆にあふれたものが「軽やか」には宿っているような気がする。
PUYEYのことについて書こうとしていたのだった。思い浮かぶのは、けちゃ(高野桂子)の笑顔と、マッスィー(五島真澄)のまっすぐなまなざしだ。そしてそれこそが「軽やか」の代表的な用例であるような気がする。
【田上豊さん(劇作家・演出家・田上パル主宰)】
五島真澄くんこと、マッスィーとは2018年の冬に北九州芸術劇場プロデュース『せなに泣く』でご一緒させて頂きました。当時はヒロシ軍の荒木宏志くんが「劇トツ」のチャンピオンでしたが、あれから4年後にマッスィーのいるPUYEYが王者になるとはなんとも感慨深いです。恐縮ながらPUYEYの作品は未見なのですが、エアロビのコンビみたいな写真はネットで見たことがあります。ってか、どんな作品なのよ(笑)この未知な雰囲気にマッスィーの繊細でロックな感じはどう作用するのでしょうか。みなさんに是非目撃していただいて、今度教えてください。
【若宮ハルさん(若宮計画 代表)】
PUYEYさんのパフォーマンスは、いつだって観客を楽しませてくれる工夫が張り巡らされていて、その基盤は高野さんと五島さんのやさしさで出来ているように思います。
それは私たちが生活をしていく上で、どうしようもなく日々増えていく、小さな擦り傷を労って貰えているようなやさしさです。そんなやさしさが、おんたろう達を通して綿毛のように広がり、観客一人一人の心に根付い手ていくことを楽しみにしています。
【守田慎之介さん(演劇関係いすと校舎代表、北九州芸術劇場ローカルディレクター)】
あっちこっちに飛び回ってるPUYEYが、今度は北九州にやって来る!!って感じちゃうぐらい、フットワーク軽くクルクルと色んな場所で活躍してる二人。そういう生き方もあるよなー、そういうのもいいよなー、って思わせてくれる二人。
そんな気がいい二人が気がいい仲間とつくる、気がいいだけじゃ終わらせない「おんたろうズ」。楽しみです。北九州で待ってますー。
【穴迫信一さん(劇作家・演出家)】
けちゃとマッスィーとは出会ってもう10年近く経ちますが、2人の正直でポジティブな人柄にいつも憧れています。
直近の作品では『ハッピーロスタイム』を拝見して、高野桂子(けちゃ)という俳優が生き生きと炸裂していて、観たかったものだ!と感動しました。
マッスィーの丁寧な演出もこだわりを至る所に感じられ、本作品の成果は2人のこれまでの恊働の賜物なのだと嬉しくなりました。
そんな信頼できるアーティストユニットPUYEYの新作が『おんたろうズ』だそうです。2人が北九州芸術劇場へ何を仕掛けるのかとても楽しみです!
【森温子さん(「イノチノコト、忘れてはいけない物語」実行委員会・博多うまか遊び庵女将)】
お2人にお会いしたのは2021年の秋。野坂昭如作「戦争童話集」の朗読劇に、まともなギャラもないのに果敢にメンバーになって下さった。
”綿帽子”という名のとおり、「いろんな所にいけて楽しいんです。」とはケチャさん。お2人のもてる頭と身体をまるごとフル稼働させて、ふわふわ漂う。人の心に寄り添いながらガッツリととりこにする。そんな風にまき込んだまんま『世界』が産まれていくのね。
あ~あ面白いわね。これからどんな風に変貌していくのか。それも見続けてみたいなあ~~。
【多田淳之介さん(演出家・東京デスロック主宰)】
メンバーの五島さんとはワークショップを一緒にやったり作品に出てもらったりしていて、彼の考えや活動の一端を見ると、今来ているPUYEYの波は色んな人や場所に届き、寄り添える波なんだと思います。ぜひ演劇が好きな人だけじゃなくて、映画や音楽や本やファッション好きも誘って、劇場に押し寄せてください。この公演がPUYEYはじめ九州の皆さんの更なる活躍を生む波になることを願っています!ビバ!PUYEY!
【大堀久美子さん(編集者・ライター)】
日本一、町の人に愛されている宮崎県三股町の演劇祭「まちドラ!」に、五島真澄デザインのグッズと、高野桂子の実家青果店タイアップ商品を持ち込んで売りさばき、新コーナー「売るドラ」を立ち上げたのはPUYEYだ。
兵庫県の『豊岡演劇祭2022』で、町の人以上に町の深掘り体験ができる観客参加型作品『today in 出石』を滞在制作し、特別なホッコリを味わわせてくれたのもPUYEYだ。
ホームが何処かわからなくなるほど、あちこちで出会うPUYEY。ノリや勢いの裏に“ちゃんとした”想いと考えがある二人組(制作の菅原さんも良いキャラです)は、これからもグイグイと自分たちの道を切り拓き歩むに違いない。
【表智之さん(北九州市漫画ミュージアム専門研究員)】
昨年の「劇トツ×20分」でPUYEYの舞台を初めて拝見しました。公演時間もキャスト・スタッフの人数も限られる厳しいルールを、アイデアとメリハリで逆手に取った構成と演技が、演劇ならではの醍醐味だったと思います。「おんたろう」の物語は、日常の痛みを小さな勇気ではねのける痛快コメディ。笑いの中であたたかな励ましを受け取る一方で、自分も誰かを傷つけているのでは、と振り返らせる鋭さもあります。新作の小学校編、楽しみでなりません!
【立山ひろみさん(劇作家・演出家・ニグリノーダ主宰・宮崎県立芸術劇場演劇ディレクター)】
PUYEYのお二人を紹介して頂いた時、ダンスをされてる方々です!と言われ、え、サイコーと思いました。その時三股の「まちドラ!」で二人が楽器を使ったり、音だけで紙芝居をやってて、え、サイコーと思いました。その後マッスィーに”ボルダリングする桃太郎”の役をやって貰い、最近はケチャに『神舞の庭』の少女役をお願いしたのでした。身体への関心や意識が高い事は素晴らしいと思います。九州にPUYEYが居てくれるのとても心づよいです。
お問い合わせ
PUYEY
puyey5th@gmail.com / 090-9135-1779(制作:菅原)
備考
企画・製作/PUYEY
主催/PUYEY
提携/J:COM北九州芸術劇場
後援/北九州市、北九州市教育委員会
助成/一般財団法人ふくおかフィナンシャルグループ文化芸術財団