韓国からやって来る、戦禍での家族の愛と絆を描く人形劇
小学校入学前の小さな子どもたちから楽しめる、質の高い海外作品を今年も上演します。
今年は、シリーズ初となるアジア圏・韓国からの作品です。日本をはじめアジア・ヨーロッパと世界各国で10年以上にわたり上演され続けている本作は、1950年代の朝鮮戦争を背景に、普遍的な家族の愛と絆を描いた人形劇です。ささやかな日常生活、迫りくる戦火の恐ろしさ、夢の中のファンタジックな世界へと移ろう様を、韓国の伝統的な美しい音楽に乗せて叙情的に描きます。台詞はなく、パントマイムのような動きを取り入れた表情豊かな俳優と、まるで魔法をかけられたかのように生き生きと動く愛らしい人形がともに演じるユニークな演技は目が離せません。戦争そのものを直接的に描くのではなく、様々な苦難を乗り越えようとする家族を通して描かれる、お互いを大切に思い合う心、ぬくもり、深い人間愛―。すべての家族に贈る、子どもから大人まで楽しめる人形劇です。
あらすじ
「ダルレの話」は戦争を経験した家族のお話です。素朴な舞台には陽だまりのようなお布団が干してあります。
春はお花見、夏になればお父さんと釣りに、秋にはとんぼを捕まえて、冬になったら雪だるま・・・幸せいっぱいだったダルレの家族は戦争でばらばらになってしまいます。
一人残されたダルレは夢を見るのでした。ダルレの夢のお話が始まります。
出演
アートステージサン(from韓国)
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655(10:00~18:00)
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
後援/北九州市教育委員会
協力/国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会