新作「彼の地Ⅱ」上演決定!
街と人の物語として2014年に初演、2016年に再演した「彼の地」に続く新作「彼の地Ⅱ」の上演が決定。
桑原裕子が新たな視点と出演者で描く“北九州”。ふるってご応募ください!
オーディション日程
2017年9月23日(土祝)・24日(日)10:00~21:00
※合格者は、9月25日(月)に写真撮影を行います。
オーディション会場
小倉商工会館(北九州市小倉北区魚町2丁目6-1 地下2階スタジオM)
稽古日程
2018年1月12日(金)~2月16日(金)10:00~21:00
(会場:北九州芸術劇場 創造工房内・稽古場または小劇場)
公演日程
<北九州公演>
2018年2月17日(土)~2月25日(日)
北九州芸術劇場 小劇場
<東京公演>
2018年3月2日(金)~3月4日(日)
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
<豊橋公演>
2018年3月10日(土)~3月11日(日)
穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペース
桑原裕子コメント
「彼の地」初演から三年。その間、私に起きた変化といえば、車に乗るようになったことです。ちょっと離れたスーパーに行ったり、時には高速に乗って都心に出たり。世界が広がった気がします。どこにでも行けるのだと強気にもなりますが、カーナビの入力を間違えると一瞬で迷います。自分の住む街でさえひとつ違う角を曲がれば別世界。遠い彼の地と変わりない、未知の場所なのです。
かつて「彼の地」をご覧になった方には、こう思った人もいたのではないでしょうか。北九州を描いた物語だって?主に小倉の話じゃないか。門司や若松はどこへ行った。俺の街は。私の物語は。
そんなわけで、違う角を曲がり、まったく別世界の北九州の物語をやらせていただくことになりました。「Ⅱ」とありますが、続編ではありません。初めて「彼の地」を知る人にも親切設計の、正真正銘の新作です。ですので新たにキャストを募集いたします。北九州の人も、遙か彼方の街に住む人もふるってご参加ください。もしかすれば同じ道を通りかかるかも知れません。あの街で見たそっくりさんも混ざっているかも。でもあなたがいれば、そこには間違いなく、新しい物語が待っているのです。
プロフィール
桑原裕子(KAKUTA)
KAKUTA主宰。作・演出を兼ね、俳優としては結成以後ほぼ全作品に出演。若手俳優の登竜門「ラフカット」では出演と劇作を手がけ、教育テレビ「中学生日記」「時々迷々」NHKラジオシアター、映画「ランブリングハート」、「温泉マル秘大作戦16」などを執筆。近藤芳正プロデュース「バンダラコンチャ」の演出、道学先生「あつ苦しい兄弟」脚本、トムプロジェクト「熱風」脚本、演出、10~13年「ピーターパン」の潤色・作詞・演出、演劇集団・円「朽ちるまにまに」作・演出を務めた。女優としても長塚圭史演出「冒した者」、白井晃「ペール・ギュント」、渡辺えり「鯨よ!私の手に乗れ」、福田充則「俺節」に出演するなど、多方面で活躍の場を拡げている。07年KAKUTA「甘い丘」で岸田國士戯曲賞に初ノミネート、同作の再演で09年に第64回文化庁芸術祭・芸術祭新人賞(脚本・演出)を受賞。11年「往転」の脚本が鶴屋南北戯曲賞・岸田戯曲賞の候補、昨年8月の劇団公演「痕跡」が第18回鶴屋南北戯曲賞受賞。
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
助成/平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
企画・製作/北九州芸術劇場