藤本彦
藤本彦

北九州芸術劇場クリエイション・シリーズ

劇場とアーティストが2年間タッグを組み、劇場オリジナル作品を創作

劇場とアーティストが2年間タッグを組み、地域の人々や表現者との交流など時間をかけて『地域』を知る1年目を経て、2年目に劇場オリジナル作品を創作するシリーズ。
≪北九州に滞在しながら作品を創る≫≪オーディションで選抜された地域の役者を中心としたキャスティング≫≪北九州芸術劇場のスタッフを中心としたスタッフ構成≫≪北九州にとどまらない発信を行う≫などの特徴があります。

2023年度「イエ系」

近未来の研修施設を舞台に繰り広げる、ある疑似家族の物語。
「家族」という関係は何を隠し、何をさらしてしまうのか?
疑似家族だからこその「家族」への願いを描く。

【作・演出】
松井周(サンプル)
【出演】
石本径代、小野彩加、椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)、鈴鹿通儀、鈴木麻美(にわか劇団けだものの界隈)、高山実花、椿直美、寺田剛史(飛ぶ劇場)、中島晴美、福永知花
上瀧雅大、日髙啓介(FUKAIPRODUCE羽衣)
【北九州公演】
2023年10月26日~29日/北九州芸術劇場 小劇場
【東京公演】
2023年11月4日~5日/東京芸術劇場 シアターイースト

「イエ系」公演詳細はこちら

作・演出:松井周(サンプル)

1972年東京都出身。1996年劇団「青年団」に俳優として入団後、2007年劇団「サンプル」を旗揚げ、青年団から独立。バラバラの自分だけの地図を持って彷徨する人間たちを描きながら、現実と虚構、モノとヒト、男性と女性、俳優と観客、などあらゆる関係の境界線を疑い、踏み越え、混ぜ合わせることを試みている。近作に『変半身 (かわりみ)』(2019年共同原案:村田沙耶香)、KAATキッズ・プログラム『さいごの1つ前』(2022年初演・2023年再演)。2011年『自慢の息子』で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。伊、仏、米、台湾に続き韓国では2020 年から3戯曲が翻訳上演されるなど国内外で支持を集めている。(※2023年10月現在プロフィール)
ⓒ平岩享

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舞台写真

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公演レビュー

創作までの取組

取材の様子

2019年度/2021年度「まつわる紐、ほどけば風」

現代を生きる3人の女性と彼女らを取り巻く人々のドラマを温かく描いた。
2020年2月、コロナ禍の影響を受け初日1回限りの上演となるも、2022年に延期公演が実現。

【作・演出】
岩崎正裕(劇団太陽族)
【出演】
内山ナオミ(飛ぶ劇場)、江﨑萌葉、大野朱美、木下海聖(有門正太郎プレゼンツ)、桜井玲奈
寺田剛史(飛ぶ劇場)、飛世早哉香(in the Box、Org of A)、町田名海子(創造集団ちいさなクルミーノ、ゲキゲキ/劇団「劇団」)、宮村耳々、村上差斗志(FOURTEEN PLUS 14⁺)
岸部孝子(劇団太陽族)、三田村啓示

【北九州公演】
初演:2020年2月27日~3月1日/北九州芸術劇場 小劇場 ※一部公演中止
延期公演:2022年2月17日~20日/北九州芸術劇場 小劇場

【伊丹公演】
2020年3月7日~8日/アイホール(伊丹市立演劇ホール)※公演中止

「まつわる紐、ほどけば風」2019年度公演詳細はこちら
「まつわる紐、ほどけば風」2021年度公演詳細はこちら

作・演出:岩崎正裕(劇団太陽族)

1963年生まれ。「劇団太陽族」主宰。関西小劇場演劇界の旗手のひとり。1982年大阪芸術大学舞台芸術学科の学生で「劇団大阪太陽族」を結成。1990年に「199Q太陽族」と改名、2001年から現在名で活動。1995年に日本を震撼させた宗教団体オウム真理教事件を題材にした『ここからは遠い国』がOMS戯曲賞を受賞。社会で起こる事件や現象をモチーフに、現代人のもつ閉塞感とわい雑な人間関係を描いた作品に定評がある。特に、幻想と現実、時間と空間が行き来する舞台ならではの非日常的な演出スタイルにファンが多い。高校生などを対象にした劇作や演出のワークショップ指導者としても活躍し、長崎ブリックホールなど全国の公立ホールで市民参加劇を発表している。2008年より伊丹アイホール・シアター・ディレクターに就任。(※2022年2月現在プロフィール)
ⓒ重松美佐

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舞台写真

  • 重松美佐
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創作までの取組

・2018年6月~2019年7月 地域への取材
・2018年9月 劇場文化サポーター向け演劇ワークショップ
・2018年12月 東筑紫学園高等学校連携事業 岩崎正裕演劇ワークショップ
・2019年6月 北九州劇団代表者会議 リーディング・プロジェクト「ここからは遠い国」北九州リーディングver.
・2019年8月 出演者オーディション
・2020年2月 関連企画「まるまる糸、どけどけ虫」上演

取材の様子

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