【ひとまち+アーツ協働事業】【協働先:若者支援】 若者応援芸術プログラム
若者たちが、間近でアーティストとふれあう
北九州芸術劇場と北九州市子ども・若者応援センター「YELL(エール)」との連携で実施。就労支援を必要とする若者を対象に、コミュニケーション力や自己肯定感を高める手助けを行っています。また、アーティストと間近で触れ合う機会を通して様々な体験や発見をし、日ごろ劇場へ訪れる機会が少ない方々にも舞台芸術の魅力を伝えます。
●パートナー:北九州市子ども・若者応援センター「YELL」
●アーティスト:有門正太郎(有門正太郎プレゼンツ)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
セレノグラフィカ、田上豊(田上パル)
●アシスタント:門司智美、今村貴子
取組みについて
2014年に北九州芸術劇場の呼びかけがきっかけとなり、北九州市子ども・若者応援センターYELLと北九州芸術劇場との連携で立ち上がりました。劇場×アーティスト×連携先(YELL)との打ち合わせを行い、施設の様子や課題などを共有しプログラムを構築しています。
2018年度は、若者の日頃の様子をもっと知るために、アーティストと劇場スタッフがエールの活動のリサーチを行いました。1年間の活動を通して体験した事をプログラムづくりに活かし、ワークショップ最終日には関係者の方々にも公開しました。
2019年度は演劇をより知ってもらうために、講師である地元アーティストが手掛ける演劇作品を劇場で観劇する観る体験と、若者たちとアーティストで飛び出す紙芝居を創作し上演する創る体験を行いました。
現在は、地元アーティスト(有門正太郎・守田慎之介・門司智美)による演劇ワークショップと飛び出す紙芝居を行っており、若者達の個性や状況を尊重した演劇体験や創作の場づくりを行っています。
※【飛び出す紙芝居】とは、演劇的手法を用いて紙芝居としての上演はもちろん、人が飛び出したりと立体的に表現するお芝居です。
北九州市子ども・若者応援センター「YELL(エール)」[各種社会参加プログラム]
北九州市子ども・若者応援センター「YELL(エール/以下YELL)」は、社会生活を営む上でのさまざまな悩みや困難を抱えているおおむね15歳以上39歳以下の方とそのご家族の方々を、ワンストップサービスで支援する「総合相談窓口」です。悩みや不安の解消に向けて、専門のカウンセラーや臨床心理士とマンツーマンで継続的に面談を重ねながら支援を行っています。また、手作り豆腐の販売を行う「しごと体験ショップ」や「農業体験」、「コミュニケーションサークル」、「ゆるキャラプロジェクト」など、さまざまな社会参加プログラムを紹介し、若者の「次への一歩」を応援しています。
プロジェクト内容
2019年度
観る体験
◆観劇&バックステージツアー
①有門正太郎プレゼンツvol.6 アリプレ版ロミオとジュリエット 「僕は死にますん」日程:2019年5月15日(水)
会場:北九州芸術劇場 小劇場
②演劇関係いすと校舎 第28回公演「もものみ。」(再演)
日程:2019年9月15日(日)
会場:自宅劇場「守田ん家。」
創る体験
◆演劇的WS「創って演じる紙芝居」
日程:2019年11月20日(水)、22日(金)、12月6日(金)、11日(水)2020年1月8日(水)、15日(水)、22日(水)
会場:北九州市立ユースステーションほか
講師:有門正太郎(有門正太郎プレゼンツ)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
アシスタント:門司智美
2018年度
◆演劇ワークショップ
日程:2018年4月18日(水)、10月10日(水)、12月5日(水)、12日(水)2019年1月9日(水)、16日(水)、2月6日(水)、20日(水)、3月20日(水)、27日(水)
会場:北九州市立ユースステーション、北九州芸術劇場、レインボープラザ
講師:有門正太郎(有門正太郎プレゼンツ)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
アシスタント:門司智美
2017年度
◆演劇ワークショップ
日程:2017年8月23日(水)、10月18日(水)、25日(水)会場:子ども・若者応援センター「YELL(エール)」事務所、北九州市立ユースステーション
講師:有門正太郎(有門正太郎プレゼンツ)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
アシスタント:門司智美
2015年度
◆オリジナルダンス「エールダンス」を創ろう!
日程:2015年8月12日(水)、19日(水)、9月10日(木)、11日(金)会場:北九州市立ユースステーション
講師:セレノグラフィカ
アシスタント:今村貴子
◆演劇ワークショップ
日程:2015年11月18日(水)、12月2日(水)2016年3月3日(木)
会場:北九州市立ユースステーション
講師:田上豊(田上パル)
アシスタント:門司智美
2014年度
◆演劇ワークショップ
日程:2015年2月21日(土)、22日(日) 会場:北九州市立ユースステーション
講師:田上豊(田上パル)
アシスタント:門司智美
2013年度
◆演劇ワークショップ
日程:2013年11月8日(金)、11日(月)、12日(火)2014年1月20日(月)、21日(火)
会場:北九州市立ユースステーション
講師:田上豊(田上パル)
アシスタント:門司智美
◆ダンスワークショップ
日程:2013年12月13日(木)会場:北九州市立ユースステーション
講師:セレノグラフィカ
アシスタント:今村貴子
アーティスト(2017~)
有門正太郎
1975年生まれ、北九州市門司出身。倉本聰主宰「富良野塾」、泊篤志代表「飛ぶ劇場」所属。高校演劇専科での講師経験を活かし、北九州芸術劇場「日韓合同キャンプ、チャレンジ!えんげき09」などの総合演出なども務める。様々な全国ツアー公演などに参加する傍ら、自身の団体「有門正太郎プレゼンツ」を2005年より始動、作・演出も務め「笑顔になれば何でも出来る」を合い言葉に笑顔推進運動を行っている。また最近は写真ワークショップを全国各地で開催し、小学校などでもアウトリーチ活動をしている。(一財)地域創造リージョナルシアター登録派遣アーティスト。
守田慎之介
1982年生まれ。行橋市出身。演劇関係いすと校舎の上演作品のほぼ全ての作・演出を務める。2013年、2014年、2015年と著作が3年連続九州戯曲賞最終選考にノミネートされ2017年には北九州芸術劇場と企画し北九州の高校生と創作した「ハレハレ。」で大賞を受賞。また2016年「もものみ。」、2018年「あくたもくた。」が劇作家協会新人戯曲賞の最終選考に残る。自宅を改装した自宅劇場「守田ん家。」を拠点に、古民家での公演や、行橋市みやこ町「中学校演劇鑑賞事業」の企画・上演を行う他、学校や福祉施設での演劇ワークショップにも取り組むなど活動の幅を広げている。2018年4月、北九州芸術劇場ローカルディレクターに就任。
「ひとまち+アーツ協働事業」とは
芸術劇場とさまざまな領域の団体・機関などがパートナーシップを組み、芸術文化の力を活かして “人と人”“人とまち”をつなぐ事業です。
長期的なビジョンをパートナー先やアーティストと共有し、アーティスト・舞台芸術の持つ創造力を活かして人とまちの新たな繋がりや多彩な魅力を創出することで、地域の課題解決、多様性社会の実現へ寄与することを目指しています。
■ダンスプロジェクト「レインボードロップス」
[講師・セレノグラフィカ/アシスタント・今村貴子]
■若者応援芸術プログラム
[講師・有門正太郎、守田慎之介/アシスタント・門司智美]
■2018年度 老人福祉施設ワークショップ
[講師・北村成美/アシスタント・今村貴子]