重松美佐
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【ひとまち+アーツ協働事業】【協働先:障害者福祉】 ダンスプロジェクト「レインボードロップス」

それぞれの個性を認め合う

北九州芸術劇場と北九州市障害者芸術祭がタッグを組んで生まれた、ダンスプロジェクト「レインボードロップス」。
障害のある方ない方関係なくダンスを楽しみ、それぞれの個性や可能性を発揮できる場として誕生し、一人一人の豊かな個性の色が詰まった“ドロップ”缶のように、何が飛び出すのか、そして何がおきるのか、未知なる可能性が広がるダンスプロジェクトです。

●パートナー:北九州市身体障害者福祉協会アートセンター
●アーティスト:セレノグラフィカ(ダンス)、アシスタント:今村貴子
●対象:障害のある方および踊ることが好きな方。(原則)小学校4年生以上。30名程度。

取組みについて

北九州芸術劇場と(公財)北九州市身体障害者福祉協会(北九州市障害者芸術祭)との協働で2014年(平成25年)に立ち上がりました。
北九州市障害者芸術祭でのステージ発表や、戸畑駅・リバーウォーク北九州でのフラッシュモブを経て、2016年(平成28年)9月には単独ダンス公演「探せ宝を、虹のふもとに!」(北九州芸術劇場 小劇場)を実施。それぞれの身体的・性格的個性を活かしたステージパフォーマンスは好評を博しました。
2020年(令和2年)2月には、第2回ダンス公演「こんなにも、家族」を上演。身体や精神の豊かさ、強さをも感じさせる舞台で観客を魅了しました。
セレノグラフィカ(隅地茉歩・阿比留修一)によるダンスワークショップや公演の他、今村貴子によるダンスワークショップもスタートしています。
2020年4月以降、北九州市身体障害者福祉協会アートセンターを中心に、市民カレッジでのダンスワークショップの開催や発表、北九州市障害者芸術祭でのステージ発表などを予定しています。
「ひとまち+アーツ協働事業」で生まれたつながりや取り組みを、地域団体と地域のアーティストとがさらに育み、レインボードロップスの活動を継続していきます。

北九州市身体障害者福祉協会アートセンターとは

北九州市身体障害者福祉協会は、平成20年から毎年開催している「北九州市障害者芸術祭」をきっかけに、障害者の芸術文化活動の発表の場の提供を行ってきました。そして平成26年より新たに、「障害者芸術文化応援センター」を立ち上げ、障害者の芸術文化の情報提供と発信を行っています。
障害者アートの素晴らしさや可能性については、まだまだ社会の中では浸透されておらず、その素晴らしさを社会や地域に対して発信することが求められています。その為には、地域や身近なカフェなどでの作品展の開催や、市内の障害者アート活動を行っている事業所、または、これからアート活動を進めていく事業所と一緒に活動していく体制づくりが必要です。
北九州市身体障害者福祉協会アートセンターでは、さまざまな活動を通して、障害のある人がもっと地域社会と繋がり、一緒に社会を豊かにしていく活動を目指しています。

過去の作品ダイジェスト

プロジェクト内容

2019年度

9月1日(日)~2020年2月11日(火・祝)ダンスワークショップ 全18回
12月8日(日) 北九州市障害者芸術祭ステージ発表
2020年2月9(日)、11日(火・祝)単独ダンス公演「こんなにも、家族」@北九州芸術劇場 小劇場

2018年度

11月10日(土)~2019年2月11日(月・祝)ダンスワークショップ 全8回
2019年2月11日(月・祝)ワークインプログレス(一般公開ワークショップ&トーク)@大手町練習場 大練習室

2017年度

市民カレッジ講座(★)、障害者芸術祭事前PR事業(★)など
(★=振付・構成:今村貴子)

2016年度

6月19日(日)~9月17日(土)ダンスワークショップ 全12回
9月18日(日)初単独ダンス公演「探せ宝を、虹のふもとに!」@北九州芸術劇場 小劇場
2017年2月14日(水)バレンタインスペシャルワークショップ

2015年度

8月8日(土)~11月29日(日)ダンスワークショップ 全8回
9月13日(日) フラッシュモブ「モブればあなたもドロップシャワー!」@リバーウォーク北九州 (ダンスダイブウィークでの開催)
11月29日(日) 北九州市障害者芸術祭ステージ発表「ワタシたちの新しいハジマリ」

2014年度

9月27日(土)~12月7日(日) ダンスワークショップ 全8回
11月23日(土) フラッシュモブ@戸畑駅前
12月7日(日) 北九州市障害者芸術祭ステージ発表「身体でコーラス!マイダンス!」

2013年度

11月 8日(土)ダンスワークショップ体験* 対象:障害者芸術祭実行委員会
12月14日(土)セレノグラフィカ ダンスパフォーマンスin障害者芸術祭 「サリサリニャーマ」*
*プレ事業として実施

アーティスト

セレノグラフィカ(隅地茉歩・阿比留修一)

関西を拠点に国内外、屋内外を問わず幅広く活動を展開する結成21年のダンスカンパニー。多様な解釈を誘発する不思議で愉快な作風と、緻密な身体操作が持ち味。
隅地茉歩(TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2005「次代を担う振付家賞」[グランプリ] 受賞)は「踊るぬいぐるみ」、阿比留修一(平成8年度大阪府芸術劇場奨励新人認定)は 「かかとの無い男」とあだ名され、ヨーロッパ、韓国、オーストラリアなど国外でも作品を発表。
近年は公演、ワークショップを含め、あらゆる世代の人たちにダンスを届けるべく全国各地へ遠征、400を超える教育機関へのアウトリーチも行い「身体と心に届くダンス」を生み出す日々である。
(⼀財)地域創造「公共ホール現代ダンス活性化事業」及び「同⽀援事業」登録アーティスト。
幼稚園や小学校などでは「まほさん、あびちゃん」として人気。 http://selenographica.net/

今村貴子(イマ☆タカ)

1984年生まれ。福岡県北九州市出身。
九州大谷短期大学日本語コミュニケーション学科演劇放送コース卒業。地元北九州で8年役者修行をした後dancerに転向。老若男女・国籍問わずみんながHAPPYに繋がるダンスパフォーマンスの創作を目指す。日本全国で活躍するダンサー(井手茂太、井上大輔、北尾亘、北村成美、セレノグラフィカ等)のアシスタントを務める。自身でも地域各所の文化施設・商店街などと提携しながら、地域の特色を活かしたイベントプロジェクトを行う。
イマ☆タカDance Family代表。元東筑紫学園高等学校普通科演劇類型非常勤講師。

「ひとまち+アーツ協働事業」とは

さまざまな領域の団体・機関などとパートナーシップを組み、芸術文化の力を活かして “人と人”“人とまち”をつなぐ事業です。
長期的なビジョンをパートナー先やアーティストと共有し、アーティスト・舞台芸術の持つ創造力を活かして人とまちの新たな繋がりや多彩な魅力を創出することで、地域の課題解決、多様性社会の実現へ寄与することを目指しています。

■ダンスプロジェクト「レインボードロップス」
[講師・セレノグラフィカ/アシスタント・今村貴子]

■若者応援芸術プログラム
[講師・有門正太郎、守田慎之介/アシスタント・門司智美]

■2018年度 老人福祉施設ワークショップ
[講師・北村成美/アシスタント・今村貴子]

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