日本と韓国を熱狂させた感動作が再び!
高度成長期の日本、可笑しくも哀しい家族の絆の物語。
2025年、日韓国交正常化60周年を記念して、鄭義信が日本の影の戦後史を描いた傑作『焼肉ドラゴン』が、北九州に帰ってきます!
万博に沸く1970年前後の関西の地方都市に暮らす在日コリアン一家と、彼らが営む焼肉屋に集う人々を生き生きと描いた本作は、2008年の初演時、初日が開幕するとあっという間に評判が口コミで広がり、東京・ソウル公演では、毎回スタンディング・オベーションとなる熱狂的な支持を受け、この年の日韓両国の演劇賞を多数受賞。また、2018年には鄭義信が自らメガホンをとり、映画化もされました。
日韓の過去、現在、未来を、音楽入り芝居でおかしく、そして哀しく切なく描いた物語が待望の再演を果たします。
日韓両国の言葉がエネルギッシュに飛び交う、あの焼肉店。そして愛しい家族と仲間たちに、ぜひ会いに来てください。
ストーリー
万国博覧会が催された1970(昭和45)年、関西地方都市。高度経済成長に浮かれる時代の片隅で、焼肉屋「焼肉ドラゴン」の赤提灯が今夜も灯る。
店主・金 龍吉は、太平洋戦争で左腕を失ったが、それを苦にするふうでもなく淡々と生きている。
家族は、先妻との間にもうけた二人の娘・静花と梨花、後妻・英順とその連れ子・美花、そして、英順との間に授かった一人息子の時生......ちょっとちぐはぐな家族と、滑稽な客たちで、今夜も「焼肉ドラゴン」は賑々しい。ささいなことで泣いたり、いがみあったり、笑いあったり......。
そんな中、「焼肉ドラゴン」にも、しだいに時代の波が押し寄せてくる。
作・演出
鄭 義信
出演
千葉哲也 村川絵梨 智順 櫻井章喜 朴 勝哲 崔 在哲 石原由宇 北野秀気 松永玲子
イ・ヨンソク コ・スヒ パク・スヨン キム・ムンシク チョン・スヨン
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655(10:00~18:00)
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市