KERAの作品世界を紐解き、小劇場演劇の歴史に迫る!
主宰する劇団「ナイロン100℃」が結成30周年を迎えた今もなお、演劇界の第一線を走り続けるケラリーノ・サンドロヴィッチ。北九州芸術劇場では、2003年の開館以来ほぼ毎年、多くのKERA作品を上演してきました。「ナイロン100℃」の根強いファンはもちろん、「KERA・MAP」や「ケムリ研究室」などのユニットも含め、作品ごとに新たな観客を増やしながら愛される、その魅力や作風について紐解きます。講師には、劇作家・演出家であり、北九州芸術劇場ローカルディレクターでもある泊篤志を迎え、小劇場演劇の歴史や劇作家の系譜なども交えながら、より深く作品を堪能するためのレクチャーです。ケムリ研究室の新作「眠くなっちゃった」に向けて、観劇をさらに楽しむヒントが見つかるかもしれません。
講師
泊篤志(とまり あつし)/「飛ぶ劇場」代表、劇作家、演出家。北九州市出身。1998年『生態系カズクン』で第3回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。2002年、北九州市民文化奨励賞を受賞。現在、北九州芸術劇場のローカルディレクターとして九州演劇界の底上に努めている他、美術館とコラボレーションしての作品創作、オペラの構成・演出、書道パフォーマンスの演出、「東アジア文化都市 北九州」では閉幕式典の演出を手掛けるなど、近年、演劇というジャンルに留まらず活動の幅を広げている。
備考
企画/北九州芸術劇場
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
助成/文化庁文化芸術振興費補助金統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2)|独立行政法人日本芸術文化振興会