小説×演劇×音楽!醜男(たぬき)と美少女(うさぎ)の物語
九州各地の劇団が20分の短編作品で競い合う「劇トツ×20分」で2017、2018と2連覇を果たした、熱い男・荒木宏志率いる劇団ヒロシ軍(長崎)が、北九州芸術劇場に帰ってきます!最新作で取り組むのは、なんと太宰文学!? おなじみの日本の民話を太宰治が新解釈で書き直した美少女と醜男の宿命物語「カチカチ山」(『お伽草紙』)を、大胆に再構成し、バンド生演奏に乗せて上演します。モテたい男が惚れた女のために必死にもがき、のたうち回る情けなくも熱い物語にご期待ください。
永山智行(劇団こふく劇場)コメント
これは、いつかヒロシ軍がやるべきだった公演です、という理由。
モテたい。モテたくてたまらない。……いや、はい、そうです。と、ヒロシ軍の作品の前で、日頃、そんな素振りを見せないように取り繕っているおじさんも、臆面なくそう認めざるをえないのです。あ、おじさんはもちろん、わたしのことですが。
が、それだけでは恥ずかしいので、ちょっと考察してみることにしました。例えばロックの初期衝動だって、結局は「モテたい」ということなのじゃないのか。「モテたい」がなければロックなんて生まれなかったはずだ、と。
ならば今回、モテたくてたまらなかった作家・太宰治が書いた、モテたくてたまらない中年男の物語をヒロシ軍が上演するのは、これはもう必然で、そうしてそこには必ずロックがあるべきだと思うのです。
ということでロックにまみれた必然の公演、どうぞお見逃しなく。
原作
太宰治
演出・構成
永山智行(劇団こふく劇場)
音楽
柳田裕輔(Gt)、坂元陽太(Ba)、衛藤和洋(Dr)
出演
荒木宏志、中村幸
劇団プロフィール
2007年、荒木宏志を筆頭に旗揚げ。長崎県諫早市を拠点とし、九州全域で爆発的な活動をする。「劇トツ×20分」2017、2018で優勝を果たす。2017年には初の東京公演や北九州芸術劇場での本公演を上演。劇王XI~アジア大会~に九州代表として出場。今、長崎で一番熱い劇団。
ビフォーイベント
劇団ヒロシ軍初の、本公演ビフォーイベント(前夜祭)!
「劇トツ×20分」2018出場作品「100万回残念な男」など数々の短編作品、「人肉饅頭」「舞子はんの蒙古斑」を大熱唱するライブなど、劇団ヒロシ軍を知らない方々も気軽に楽しめる内容盛りだくさん!前夜祭に参加して本公演を盛り上げよう!
【日時】4月19日(金)19:30
【会場】北九州芸術劇場 小劇場
【出演】荒木宏志、藤本美花子、園田有由美(ピンキースカイ)、高園渚(ピンキースカイ)
【料金】1,000円
※チケットは劇団ヒロシ軍HPにて取扱
※当前共通
※未就学児入場可(託児なし)
※ビフォーイベントチケット購入者には、本公演の当日受付にて半券提示で500円割引します。半券を必ずご持参ください。
アフターイベント
公演終了後、アフタートークを行います。
4月20日(土)19:00開演の回終演後
アフタートーク「演劇とコントの違いについて」
出演:有門正太郎(有門正太郎プレゼンツ)
4月21日(日)14:00開演の回終演後
アフタートーク「カチカチ山について」
出演:永山智行(劇団こふく劇場)
※該当回のチケットをお持ちの方のみ、公演終了後そのままご覧いただけます。
お問い合わせ
劇団ヒロシ軍
komagekihiroshigun@yahoo.co.jp
TEL 080-1772-7006
備考
主催/劇団ヒロシ軍
提携/北九州芸術劇場