今見て欲しい旬なダンスが勢ぞろいあんなのも、こんなのもダンスっていろいろあるんです。
せっかくなら一度にいろんなダンスを観てみたい、という方のために今年も多様なダンスを取り揃えたダンスショーケースを開催!
1つの作品をメンバー全員で振付し踊るという独自の方法論から成る多重的な作品で注目される【21世紀ゲバゲバ舞踊団】。「学園祭やぶり」など劇場ではお馴染みの【康本雅子】は、NODA・MAP「MIWA」にも出演した門司出身の俳優・菊沢将憲とのデュオ公演。身体の隅々まで意識が細分化されたしなやかさとダイナミックさを併せ持つスタイリッシュなダンスで魅了します。
幼少期に友達づくりのために編み出した遊びがダンスのルーツという【森下真樹】は、予測不可能で奇想天外な森下ワールドを展開。また海外を拠点に活躍する大植真太郎を中心に結成された注目のカンパニー【C/Ompany(シースラッシュ)】も九州初上陸!身体をおもちゃのように操り、絶妙な間合いで展開する3人の身体の化学反応は必見です。
ダンスに初めて触れる方も、ダンス通の方も、きっとお気に入りの作品に出会えるはず。
プロフィール
21世紀ゲバゲバ舞踊団「AT/AT」
振付:21世紀ゲバゲバ舞踊団 出演:辻田暁、遠江愛、井上大輔
2011年結成。メンバーは桜美林大学卒業後、各々の手法でダンスを展開してきた8名のダンサーで構成される。WSを重ね、互いに現在のダンスについての興味や疑問を交換・共有し、1つの作品をメンバー全員で振付・演出・出演することで舞踊団オリジナルの方法論と世界観の確立を目指す。同年11月に『ワカクマズシクムメイナルモノノスベテ』を発表。2012年は舞踊団企画公演『ゲバゲバの回01』から始まり、『ダンストリエンナーレトーキョー2012』などのフェスティバルへ参加。また初の舞踊団単独公演『崩壊寸前』を上演。また子どもとのワークショップによる作品創作など精力的に活動を展開する。今回は『ゲバゲバの回02』(2013)で発表した女性デュオをトリオ作品に改訂し新作として上演予定。
康本雅子「絶交わる子~2人バージョン」
振付:康本雅子 出演:菊沢将憲+康本雅子
25才の時からダンス作品を作り始め、これまでに自作品を国内外つつ浦々にて公演する。そのほか松尾スズキ、白井晃の演劇での振付けや、ゆず、一青窈、SalyuのMVやコンサートの振付け、またNHK「トップランナー」への出演等、多方面において活動。2012年秋に生まれ育った東京から福岡へいざ移住。いざ出産。はや40。
森下真樹「パピコント」
構成・演出:森下真樹 振付・出演:鈴木美奈子、森下真樹
幼少期に転勤族に育ち転校先の友達作りで開発した遊びがダンスのルーツ。03年ソロ活動開始、以降10か国30都市以上でソロ作品を上演。近年は矢野顕子(yanokami)、漫画家しりあがり寿とのコラボ等ジャンルを越える活動を展開。昨年は現代美術家束芋との作品『錆からでた実』を青山円形劇場にて発表。周囲を一気に巻き込み独特な「間」からくる予測不可能、奇想天外ワールドが特徴。横浜ダンスコレクション2004にて横浜市芸術文化振興財団賞、2005年東京コンペ#2にて優秀賞、2014年日本ダンスフォーラム賞受賞。今回は食べること大好きで意気投合した鈴木美奈子との初のデュオ作品を北九州で初デビュー。
C/Ompany「イキ、シ、タイ」SPIN OFF
振付:C/Omapny 、大植真太郎、柳本雅寛、平原慎太郎
出演:柳本雅寛、平原慎太郎、東海林靖志
2008年より大植真太郎を中心として柳本雅寛、平原慎太郎との3人で活動開始、2009年彩の国さいたま芸術劇場においての公演を皮切りに、新国立劇場(東京)、F/T(東京)と提携公演を行う。海外においてはJULI DANS FESTIVAL NEXT(Amsterdam)をはじめ、オランダ・スウェーデンでツアーや学校巡回公演、さらに地域に密着した活動として学生を対象にワークショップを行う。C/Ompanyは「名もなき名(C/Ompany)に集いゆだね合って」を基本精神とし、大植真太郎、柳本雅寛、平原慎太郎の3人がそれぞれの地域や環境で培う感性や現在の表現の方向性を理解し合い、ぶつけ合い、継続した議論のもとで新しい創作方法を追求する。
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
助成/平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業