井上ひさしの幻の作品が、藤原竜也主演で3年越しに上演決定!!
2010年4月に他界した日本を代表する劇作家、井上ひさしが亡くなる直前まで執筆しようとしていた作品「木の上の軍隊」。
戦争時、沖縄県・伊江島で、戦争が終わったのを知らぬまま、2年もの間、ガジュマルの木の上で生活をした2人の日本兵の物語が描かれるはずであったが、井上の急逝により、この舞台はその初日を迎えることはなかった。
本作品は、この実在のエピソードをもとに、才能溢れる若手作家の蓬莱竜太が新たな戯曲を書き下ろし、井上ひさしがもっとも信頼を寄せた栗山民也が演出を手掛ける、井上に捧げるオマージュ企画である。
新兵を演じるのは、演劇界を常にリードし続ける俳優、藤原竜也。井上版「木の上の軍隊」にも主演する予定だった藤原が、3年越しで同作品に挑むと同時に、同世代作家の書き下ろし作品に出演するのはこれが初めて。語る女を演じるのは、11年ぶりの舞台出演となる片平なぎさ。11年前に出演した舞台の演出も手掛け、絶大なる信頼を寄せる栗山のもと、久々の舞台出演に意欲を見せる。上官役を演じるのは、舞台・テレビドラマなどで活躍する山西惇。近年、初回からレギュラー出演するドラマ「相棒」で活躍する一方、意欲的に舞台もこなす実力派俳優だ。
実に3年超しとなる幻の作品の待望の上演に、ご期待ください。
原案
井上ひさし
作
蓬莱竜太
演出
栗山民也
出演
藤原竜也、山西惇、片平なぎさ
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市