NODA・MAP 第18回公演は「MIWA」。
そのまさかの“美輪明宏”の物語。
長崎に生まれ育ち、三島由起夫をはじめとする文化人を魅了したシャンソン歌手の才。“天上界の美”とまで謳われた超越した美貌。『毛皮のマリー』や『黒蜥蜴』に代表される、舞台俳優としての類まれなる表現力。また、昨年大きな反響を呼んだNHK 紅白歌合戦における『ヨイトマケの唄』のパフォーマンスも記憶に新しい。
戦時の昭和から平成の今日までに多くの苦楽を経験し、“生ける伝説”として国民的知名度を誇るこの強大なアイコンを、野田秀樹はあくまで“モチーフ”として扱い、豪華役者陣と共にオリジナルストーリーとして描き出します。
主演は『THE BEE Japanese Version』などNODA・MAP作品で、類まれなる魅力で観客を魅了し続ける宮沢りえ。
いずれも今回、NODA・MAP初挑戦となる、なにものにも染まらない独特の存在感を放つ旬の俳優 瑛太。若くして実力派女優としての地位を確立した井上真央。爽やかな存在感と男の色気を兼ね備えた小出恵介。歴戦の猛者である浦井健治。本キャストにおいて異彩を放つ青木さやか。
さらに、変幻自在の表現力で『THE BEE Japanese Version』で存在感をみせつけた、池田成志。極めつけは『ザ・キャラクター』で唯一無二にしてパワフルかつ奔放な演技の古田新太、最高のキャスティングが集結！
果たして“MIWA”はどこまで“美輪”なのか？そもそも“MIWA”は本当に“美輪”足り得るのか？
2013年秋、野田秀樹が仕掛けるあまりに不敵で大胆な演劇の遊戯に、どうぞご期待ください！