複雑で移ろいやす人の心の機微をつぶさに描写する、岩松了の任侠シリーズがついに登場!
心の機微を繊細なタッチで紡ぎ、哀愁の人間ドラマを描いてきた岩松了が初めて手掛けた任侠劇『シダの群れ』(2010、12)シリーズは、銃撃戦をも交えたエンターテインメント性と緻密な心理描写を両立させた新感覚の舞台となり、連日立ち見が出るほどの大きな反響を呼びました。
北九州初登場、待望のシリーズ第三弾≪港の女歌手編≫を飾る豪華キャストには、第一弾の謎の失踪から戻って来た阿部サダヲを始め、小泉今日子、豊原功補、吹越満、小林薫といった華も実もある俳優陣がヤクザの筋と世間の常識、人情、愛憎に揺れる男女の心模様を繊細に紡ぎ出します。
あらすじ
志波崎組から逃れ、あてどなく彷徨った挙句、或る港町に辿り着いた森本(阿部サダヲ)。密航を図ろうとしていた森本は、港町を仕切っている都築組の若造たちにいきなり囲まれる。その窮地を救ったのは、ヨシエ(市川実和子)。森本にしてみれば、ふってわいた女だったが、実はヨシエは森本を追っていたのだった。ヨシエに待つよう言われ、港町一番のクラブ《スワン》に入って行く森本。そこには、こんな港町で終わらず歌手として羽ばたきたいという夢を持っている女歌手のジーナ(小泉今日子) とマネージャーの山室(吹越満) がいる。その店で、客の都築組の若頭・結城(小林薫)、ジーナに惹かれている幹部のノブ(赤堀雅秋)、都築組が密輸品を上納している大庭組の幹部・清水(豊原功補) などと出会う。森本はふとしたことから結城に誘われ組のために働こうとするが、結城に利用され、次第に都築組と大庭組の抗争に巻き込まれていく―。人情、愛憎に揺れる男女の心の向かう先とは・・・。
作・演出
岩松了
音楽
エミ・エレオノーラ
出演
阿部サダヲ、小泉今日子、豊原功補、市川実和子、赤堀雅秋、末吉秀太(AAA)、佐藤銀平、永岡佑、岡田力、足立理、桜木テン、戸井田稔、吹越満、小林薫
Swan House Band:エミ・エレオノーラ(pf)、佐藤正治(dr)、横山英規(bass)、平田直樹(tp)、ロベルト小山(sax)
お問い合わせ
キョードー西日本インフォメーション
TEL 092-714-0159 (平日10:00~19:00、土曜10:00~17:00)
http://www.kyodo-west.co.jp/
備考
主催/RKB毎日放送、キョードー西日本
提携/北九州芸術劇場
企画・製作/Bunkamura