北九州の「街の記憶」を演劇で紡いでいく。
市制50周年を迎えた「北九州」という街を舞台に、北九州に住む高齢者たちに地元の若手作家5名がインタビューを行い、この街に暮らしてきた人々の思い出やエピソードを掘り起こし、演劇的に脚色して戯曲を書き起こしました。その戯曲を、昨年度に引き続き、南河内万歳一座・内藤裕敬が1つにまとめ、今回は本公演として上演します。
北九州で暮らしてきた「人の記憶」が積み重なって街の歴史が紡いでいく・・・。私たちが暮らす「街の記憶」に触れてみませんか?
共に行こう
誰にも話したくない出来事を誰もが持っている。誰かに話したい出来事もある。忘れてしまいたい、忘れてはならない、知らない方が良い、知らねばならぬ、そんなのもある。様々だ。けれども、語る機会があるのなら、語られる話を私は聞きたい。孫でも友人でもない私達は、私達の今に関わる過去と出会いたい。語られなければ記憶は消え去る。語られれば、また誰かの記憶に残る。今も、今に在る。過去じゃない。北九州芸術劇場は聞きに行った。若い劇作家と共に。
(内藤裕敬)
インタビュー協力
【門司区】内山昌子さん
【小倉北区】石川博司さん、神谷義幸さん
【小倉南区】有馬多賀子さん、古川峯子さん
【戸畑区】松尾樹明さん
【八幡東区】小川巌さん
【八幡西区】小田晏雄さん、岡山リエさん
【若松区】田中靖朗さん
構成・演出
内藤裕敬(南河内万歳一座)
作
穴迫信一(ブルーエゴナク)、鵜飼秋子(さかな公団)、塩津順子(のこされ劇場≡)、寺田剛史(block)、藤本瑞樹(二番目の庭)
出演
穴迫信一(ブルーエゴナク)、阿比留丈智(飛ぶ劇場)、鵜飼秋子(さかな公団)、内山ナオミ(飛ぶ劇場)、小田晏雄、加賀田浩二、高野由紀子(演劇関係いすと校舎)、寺田剛史(飛ぶ劇場)、橋本隆佑(超人気族)、宮村耳々、門司智美、リン(超人気族)、藤田辰也(南河内万歳一座)
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
助成/財団法人地域創造
企画・製作/北九州芸術劇場