一人の少女の一生が、いつしか地球の一生と重なっていく……。
2010年、第54回岸田國士戯曲賞を受賞した伝説ともいえる舞台がリーディングセッションを経て北九州に初上陸!本編の半分以上が音楽と歌とラップで語られる本作。この「新しい音楽劇・新しいミュージカル」を、是非その目でお確かめ下さい!!
作・演出/柴幸男 コメント
北九州のみなさま、おひさしぶりです。この言葉で挨拶できることをうれしく思います。ままごと、柴幸男です。昨年11月のリーディングセッション「わが星」ではお世話になりました。あの時「わが星」は北九州芸術劇場で新しく生まれ変わりました。あの体験、音、景色が今回の再演に大きく影響することは間違いなさそうです。僕は去年から新しい場所を求め、日本中の色んな場所で活動をしました。そのなかでも北九州はバツグンです。あ、これはお世辞ではなくほんとにナンバー1です。今のところ。まず人が優しい。そして能力高い。チームワークいい。食べ物がおいしい。資さんうどん最高。町の大きさが僕には心地良い。まだまだ北九州のことを知りたい。そう思っています。そして、北九州のみなさんに「わが星」をもっと知ってほしいと思っています。はたして、あのリーディングを見てくれた人、評判を聞いた人が、どんなふうに今回の「わが星」を見るのか。数あるツアー先の中でも、もっとも緊張する場所です。出演者たちにも、北九州で下手なことできないぞと脅しています。そして北九州芸術劇場での公演がもっとも、お客さんと舞台が近い。なので、ここだけのオリジナルの演出もいくつか考えているところです。もちろん、はじめましての人にもぜひ見てもらいたいです。音楽と、芝居と、セリフと、ラップと、歌が、ゆるやかに行き来する80分間。お気に入りのCDのように、詩集のように、演劇のように、好きに楽しんでもらえたらと思います。春の北九州はどんな表情をしているのでしょうか。5月にお会いできることを楽しみにしています。それでは、また。
あらすじ
夜空に瞬く無数の光 今そのひとつが消えた
そのことに誰も気がつかない だって夜空は広すぎるから
かつて あの星には色んな人が住んでいて
幾度となく争いあって慈しみあって そして静かに滅んでいった
僕は彼らを思い出す いつか僕のことも誰かが思い出すのだろうか
あの星の話をしよう そこに暮らしていた人々の話 今はもう誰も知らない話
作・演出
柴幸男
音楽
三浦康嗣(□□□)
出演
青木宏幸、大柿友哉(害獣芝居)、黒岩三佳(あひるなんちゃら)、斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)、永井秀樹(青年団)、中島佳子、端田新菜(青年団)、三浦俊輔
関連企画
ラップワークショップ&レコーディングツアー
「わが星」全国ツアー開催にあたり、ラップと演劇のステキなコラボレーションを体感するワークショップを全国各地の上演地で開催。最後に東京で、全国のラップをあわせて一曲にしちゃおう!という楽しすぎるオマケつき!
日程:2011年5月14日(土)~16日(月)
場所:創造工房
応募資格:ワークショップ全日程に参加できる方。舞台経験がなくてもかまいません。
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655