劇作家・演出家マキノノゾミを迎え、洒脱なウェルメイドコメディをリーディング上演します。
演劇界の第一線で活躍する演出家を招き、国内外の魅力的な戯曲を独自のリーディングとして上演する北九州芸術劇場リーディングセッション。作品創りの特徴は、役者は脚本を手にしていることだけをルールにどんな演出もありえること、生演奏の音楽とのジョイントであること、本格的なスタッフワークが入ることなどです。
役者の稽古から本番までを約1週間に凝縮して演劇のエッセンスを味わっていただく人気企画の第18弾は演出にマキノノゾミを迎え、とある地方の会館の楽屋を舞台に、時代も味わいも異なる独立した短編が少しずつリンクする連作「ズビズビ。」をお贈りします。大人の遊び心と洒脱な会話を散りばめたウェルメイドなコメディ作品にご期待ください。
プロフィール
作・演出/マキノノゾミ
1959年生まれ、静岡県出身。劇作家、脚本家、演出家。
1984年劇団M.O.P.結成、2010年の解散公演まで主宰を務める。1997年、『東京原子核クラブ』で第49回読売文学賞受賞。1994年、『MOTHER』で第45回芸術選奨文部大臣新人賞。1998年、『フユヒコ』で第5回読売演劇大賞優秀作品賞。2000年、『高き彼物』で第4回鶴屋南北賞。2001年、『黒いハンカチーフ』『赤シャツ』で第36回紀伊國屋演劇賞個人賞。同年『怒濤』(作=森本薫)で第8回読売演劇大賞・優秀演出家賞/作品賞受賞。2008年、『殿様と私』で第15回読売演劇大賞優秀作品賞。など受賞。2010年、『ローマの休日』の演出・脚本の成果に対し第36回菊田一夫演劇賞受賞。その他の作品に、『阿片と拳銃』『リボルバー』、新橋演舞場『おはつ』、明治座『晩秋』ほか多数。テレビドラマ『まんてん』(NHK連続テレビ小説)など。
演奏(ピアノ)/久保祐子
東京音楽大学ピアノ科卒業後、ジャズピアノ、作・編曲を佐藤允彦に師事。数々のアーティストのピアニストとしてコンサート、レコーディングなどに参加。また、ミュージカルや芝居での演奏や歌唱指導なども行っている。2005年11月にキングレコードより『Age Debut』をリリース。クラシックからジャズまでジャンルにとらわれず幅広い音楽活動を展開している。また、子守唄を歌い継ぐ活動も行い日本各地での公演を行うなど、日本の唄に取り組んでいる。『ゲド戦記』『千の風になって』『今一番吹きたいオカリナ曲集』『僕らの卒業』『フルート&ピアノ曲集』など数々のアレンジ譜の出版など作・編曲でも活動中。
出演
岩城朋子、岩元恵理(演劇ユニット ノヴァの刺身)、岩本将治、内山ナオミ(飛ぶ劇場)、折元沙亜耶、木村健二(飛ぶ劇場)、酒瀬川真世(che carino!/che carina!)、高平逸子、田中克美、仲島広隆、中村公美(グレコローマンスタイル/CAPRI)、葉山太司(飛ぶ劇場)、平林拓也(演劇関係いすと校舎)、宮脇にじ、美和哲三(14+)、村上差斗志(14+)、本拓郎(九州工業大学工学部演劇部)、山本慎介(九州国際大学演劇部)、脇孝之
スタッフ
照明/芳田寛希 音響/塚本浩平 演出助手/中嶋さと(14+) 舞台監督/吉田敏彦
宣伝美術/トミタユキコ(ecADHOC) 制作/野林紗恵、吉浦宏美 プロデューサー/能祖將夫
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
助成/平成23年度 文化庁優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業
企画・製作/北九州芸術劇場