自由を欲したらその結末は?フランスの有名童話を舞台化
スガンさんが可愛がっていたヤギは、ある日、自由を求めて未知の世界に飛び出した!
フランスでは誰もが知っている童話を舞台化。子どもから大人まで楽しめる、自由に関する寓意に満ちた舞台です。ブラックな作風で日本でもマニアックな注目を集めるグラフィック・アーティスト、ステファヌ・ブランケによる、美しくも毒をはらんだ舞台世界に、無垢な子ヤギがおどりだします!
作品について
『スガンさんのやぎ』は、フランスでは名作として知られ、日本でも絵本で親しまれている童話をもとに製作された舞台です。自由が危険と紙一重であるという、誰もが直面し、考えたことがあるような「生き方をめぐる問い」がテーマになってます。ジャン・ランベール=ヴィルドによる演出は、夢の中で見るような奇妙な世界観を巧みに表現しています。『幸福の花束』等の絵本で日本にも熱狂的なファンを持つステファヌ・ブランケが舞台美術を手掛け、日本公演にあたっては、俳優・今井朋彦が声の出演で参加します。大人も十分に楽しめる洗練された演劇作品です。ぜひこの機会に親子で劇場へお越しください。
あらすじ
飼っているやぎにいつも逃げられてしまうスガンさん。今度こそはと買った子やぎは、囲いの中で嬉しそうで一安心。ところが、狭い囲いの中での生活にやがて子やぎは退屈し、スガンさんに山に行かせて欲しいと頼みます。「山にはおおかみがいて、お前を食べてしまうだろうよ」とスガンさん。ところが子やぎは「それでも構いません」と、スガンさんの隙を見て逃げ出します。山の中でのつかの間の自由で幸せな時間。しかし案の定おおかみが現れて…勝ち目がないことを分かっていながら、子やぎはおおかみに立ち向かうのですが…
作・演出 ほか
演出/ジャン・ランベール=ヴィルド
出演/エレナ・ボスコ
振付/ジルケ・マンスホルト
声の出演/今井朋彦(文学座)
作/ジャン・ランベール=ヴィルド、ステファヌ・ブランケ
原作/アルフォンス・ドーデ
翻訳/ときありえ(西村書店)
音楽/ジャン=リュック・テルミナリアス、レオポルド・フレー
舞台美術/ステファヌ・ブランケ
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市、北九州市教育委員会
製作/カーン国立演劇センター
助成/平成23年度 文化庁優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業
アンスティチュ・フランセ/Institut Francais
協力/東京日仏学院、SPAC-静岡県舞台芸術センター