人生にトイレあり。これは、観客一人一人の物語になりそうです。
「青春の門 放浪篇」「風街」「ハコブネ」に続く、北九州芸術劇場プロデュース公演シリーズ。北九州という地域に関連する内容の作品を、第一線の作家・演出家と北九州での約1カ月の稽古の後に、北九州・東京で公演を行います。
シリーズ4作目となる本作は、人情味あふれるコメディを持ち味とする「ラッパ屋」の鈴木聡が北九州を舞台に新作書き下ろし、テンポよい笑いとダイナミックな作風に定評のある「カムカムミニキーナ」の松村武が演出。"トイレ"を中心に、昭和の庶民の悲喜こもごもを描きます。
人生にトイレあり!男も女も、大人も子どもも、人の目を気にせずパンツを下ろすトイレだからこそ見えてくる本音や夢や苦しみ、そして時代。さらにそのトイレに革命を起こす男たち。ご期待ください。
プロフィール
作/鈴木 聡(ラッパ屋)
早稲田大学政経学部在学中に“演劇集団てあとろ‘50”にて脚本・演出を担当。卒業後、1982年博報堂に入社。コピーライター、クリエイティブディレクターとして活躍。1984年、劇団サラリーマン新劇喇叺屋(現ラッパ屋)を結成、主宰。全作品の作・演出を担当。身近でリアルなコメディを提供する脚本家として、映画、テレビドラマ界も含め幅広く活動している。ラッパ屋『あしたのニュース』(脚本・演出)、グループる・ばる『八百屋のお告げ』(脚本)で、第41回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。
コメント:「笑いにあふれた、でも人間をきちんと見つめた、そして真面目に働く一般のお客さん一人一人が、夢を感じることのできるお芝居にしたいと思います。」
演出/松村 武(カムカムミニキーナ)
早稲田大学在学中に八嶋智人らと旗揚げし、2010年に20周年を迎えた劇団カムカムミニキーナの主宰として全劇団の全作品の作・演出を担当。最近の主な演出作に『Live, Love, Drive 死神の精度』『リトルショップ・オブ・ホラーズ』『叔母との旅』など。主な出演作に、NODA・MAP『走れメルス~少女の唇からはダイナマイト!』『ロープ』、阿佐ヶ谷スパイダース『はたらくおとこ』『少女とガソリン』、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『ラヴ・レターズ』『燻し銀河』『第17捕虜収容所』『斎藤幸子』などがある。
出演
穴迫信一、有門正太郎(飛ぶ劇場)、井口誠司(劇団テアトルハカタ)、池田幸子、今村映子(henhouse)、沖田みやこ(のこされ劇場≡)、折元沙亜耶、加賀田浩二(飛ぶ劇場)、小林類、酒瀬川真世(che carino!/che carina!)、上瀧征宏、白石萌、谷村純一、仲島広隆、ヒガシユキコ
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市、(財)としま未来文化財団(東京公演)
助成/平成22年度文化庁芸術拠点形成事業、(財)地域創造(北九州公演)
協賛/TOTO株式会社
企画・製作/北九州芸術劇場