完璧という不自然、不自然という不完全―。
松本清張『点と線』の世界の根底に流れる“偽りの真実”を、演劇・ダンスの枠を越えて舞台化。昨年、川崎市アートセンターで初演され、好評を得た作品が松本清張にゆかりの深い北九州で待望の再演!国内外で活躍する小野寺修二演出作品にどうぞご期待ください。
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小野寺氏の演出・振付と、ニコラ・ビュフ氏の舞台美術と、互いの研ぎ澄まされた表現がぶつかり合い、混ざり合って、小説「点と線」は清張生誕100年という節目の年に、新たに美しい舞台として立ち上がりました。
きっかけは数年前、フランスのビュフ氏からの「『点と線』を題材に日本で創作をしたい」とのメールを頂いた時でしたが、期待した以上の作品が誕生しました。このたびいよいよ清張のふるさと・小倉で上演されます。
原作を知る方も、これからの方にも、様々な魅力を楽しんでご覧頂きたい舞台です。
北九州市立松本清張記念館 館長 藤井康栄
原作
松本清張
作・演出
小野寺修二
美術
ニコラ・ビュフ
出演
佐藤亮介、鈴木美奈子、関 寛之、藤田桃子、森川弘和、小野寺修二
スタッフ
テキスト協力/小里 清 衣裳/大野雅代 照明/磯野眞也(アイズ)
音響/田中裕一(サウンドウェッジ) 舞台監督/矢島健 小道具/高庄優子
宣伝美術/太田博久(golzopocci) 制作/高樹光一郎(ハイウッド)
製作/APA、カンパニーデラシネラ、川崎市アートセンター
関連企画 観劇前レクチャー
小説⇒コンテンポラリーダンス?「点と線」の作り方を紐解きながら、ダンス作品の楽しみ方をお話します。
日時:2010年11月3日(水・祝)14:00~15:30
会場:松本清張記念館 企画展示室(北九州市小倉北区城内2-3)
内容:解説や実演を交えて「点と線」の作り方に触れながら、ダンス作品の楽しみ方を紹介します。12月に上演されるカンパニーデラシネラ「点と線」公演をさらに楽しめるような講座です。
対象:どなたでもご参加頂けます。
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市・北九州市教育委員会
協力/北九州市立松本清張記念館
助成/(財)地域創造