“家”に囚われた女性の溜め込んできた40年間とそこから零れ出る希望を描く、飛ぶ劇場最新作
どんなにぴったりカラダを合わせていても、
すき間は出来てしまう。
世の中だって、どんなに整合性を繕っても、
穴は開いてあれこれ漏れてしまう。
あいつらがやってくる。
そのちょっと開いてしまった割れ目から。
ストーリー
歯科技工士のアキコは今年40歳になる。公表できる恋人は・・・、居ない。
両親はとうに他界していて、同居していたこの家は彼女のモノである。貯金もあるし、今の仕事を続けてさえいれば、1人生きていく事は可能だろう。何も問題はない。けれど、山の斜面に立つ、2階建てのこの家を彼女は嫌っていた。交通の便は悪いし、夏は部屋に虫が出るし、冬にはすきま風が吹く古い家。そんな古い邸宅の女王となった彼女は、好きなワインを舐めながらこの街を見下ろす。頭をアルコールでヒタヒタにし、自分に降りかかった数々の災いを振り返る。真夜中のアキコだけの幻想の時間が始まる・・・。
ピンポーン、とインターホンが鳴った。
誰だろう?こんな時間に・・・。
失敗した者どもがやってくる。別れた夫も、手放した子供も、社会を転覆させようと目論む者も。
それは彼女の願望なのか、現実なのか、いまわの際の夢なのか。
作・演出
泊篤志
出演
内山ナオミ、寺田剛史、藤尾加代子、鵜飼秋子、木村健二、葉山太司
加賀田浩二、大畑佳子、米倉沙衣子、上野詩織、中川裕可里、脇内圭介、有門正太郎
スタッフ
美術/柴田隆弘 照明/乳原一美 音響/杉山聡 劇中歌/泊達夫
衣裳/内山ナオミ(工房MOMO) 舞台監督/森田正憲((株)エフジーエス)
宣伝美術/トミタユキコ(ecADHOC) 制作/藤原達郎・木村健二
お問い合わせ
■北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
■飛ぶ劇場制作事務所
〒800-0033
北九州市門司区大里桃山町2-30
TEL/FAX 093-372-0299
Website/http://www.tobugeki.com
E-mail/info@tobugeki.com
備考
主催・企画・製作/飛ぶ劇場
協力/北九州芸術劇場、(株)エフジーエス
助成/芸術文化振興基金助成事業