花組芝居 加納幸和が純愛ゆえの悲恋、「番町皿屋敷」を演出!!
演劇界の第一線で活躍する演出家を招き、国内外の魅力的な戯曲を独自のリーディングとして上演する北九州芸術劇場リーディングセッション。作品創りの特徴は、役者は脚本を手にしていることだけをルールにどんな演出もありえること、生演奏の音楽とのジョイントであること、本格的なスタッフワークが入ることなどです。
役者の稽古から本番までを1週間以内に限定して、作り手にもお客様にも演劇のエッセンスを味わっていただこうという人気企画。
第15弾の演出には“ネオかぶき”の演出スタイルで人気の加納幸和(花組芝居)を迎え、有名な「皿屋敷」の怪談噺を純愛ゆえの悲劇に翻案した、岡本綺堂作『番町皿屋敷』を上演します。
【 演出 】 加納幸和 (かのう ゆきかず)
花組芝居座長
1960年1月25日生まれ、兵庫県出身。俳優・演出家・脚本家。花組芝居の全ての公演を演出し、自らも女形として出演。小劇場だけではなく大劇場での出演・演出も多数こなす。男性役でも好評を博し、いまや女形の枠を超えたマルチな俳優として、また22年目を迎える劇団の座長として活躍を続けている。最近の主な外部出演作品は、『恋はコメディー』(ル テアトル銀座)演出、『和宮様御留』(新橋演舞場)脚色・出演、る・ばる『八百屋のお告げ』(池袋芸術劇場小ホール)出演、『シラノ・ド・ベルジュラック』(青山円形劇場)出演、『サド侯爵夫人』(東京グローブ座)出演、『ドリアン・グレイの肖像』(世田谷パブリックシアター)出演など。
【 音楽 】 杵屋邦寿 (きねや くにとし)
1957年生 牡牛座 O型 1975年18歳の時に劇団前進座附属養成所に入り長唄の三味線と出会いその世界と音色に興味を持ち、プロになる為の修業を始める。1989年に流派は違うが、松永鉄九郎師と二人で「伝の会」を結成し、同年に独立(杵屋邦寿と名前を改め) 国内は東京を拠点として北は北海道から南は沖縄まで、また海外にても21都市でのライブの数は現在までにすでに500回を越え各地にて毎回好評を得ている。
歌舞伎やお芝居にての「黒御簾音楽」演奏が大好きでその力も認められ、松竹歌舞伎・平成中村座・劇団前進座・新派・藤山直美公演・劇団文化座・花組芝居でも舞台師(音楽責任者)としての機会も多い。日本舞踊での作曲や地方(演奏)も多く教室やお稽古場は東京・浜松・京都・博多で毎月、小学生から御年輩の方々に長唄・三味線のその魅力を伝えている。
作
岡本綺堂
演奏(三味線)
東音大宮悟(21日) 杵屋邦寿(22日)
出演
江島研三、沖田みやこ(のこされ劇場≡)、金子浩一、古賀陽子(のこされ劇場≡)
椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)、田中克美、谷村純一、豊田留都子(劇団音速バタフライ)
ヒガシユキコ、水本樹人、宮脇ばく、脇孝之
小林大介(花組芝居)
スタッフ
照明/岩田守 音響/漆原功 演出助手/市原幹也(のこされ劇場≡) 舞台監督/杉山力
宣伝美術/トミタユキコ(ecADHOC) 制作/黒崎あかね、音部美月 プロデューサー/能祖将夫
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市・北九州市教育委員会
助成/平成21年度文化庁芸術拠点形成事業
協力/花組芝居
企画・製作/北九州芸術劇場