演劇界の第一線で活躍する演出家を招き、国内外の魅力的な戯曲を独自のリーディングとして上演する「北九州芸術劇場リーディングセッション」。作品創りの特徴は、役者は脚本を手にしていることだけをルールにどんな演出もありえること、生演奏の音楽とのジョイントであること、本格的なスタッフワークが入ることなどです。
役者の稽古から本番までを1週間以内に限定して、作り手にもお客様にも演劇のエッセンスを味わっていただこうというこの人気企画、その第14弾は、劇団「KAKUTA」を率いる桑原裕子を作・演出に迎えます。第52回岸田國士戯曲賞最終候補作品に選ばれた代表作『甘い丘』を、今年10月の劇団再演に先駆けてリーディング上演いたします！

【 作・演出 】 桑原裕子 （くわばら　ゆうこ）

KAKUTA主宰。俳優、演出家、脚本家。
96 年に結成メンバーとしてKAKUTA に参加、98 年から主宰・演出家になり、01年より全作品の脚本・演出を手掛ける。「現代人の上質な娯楽」をテーマに、ストレートプレイを基本としつつ、朗読、野外公演など様々な形態で公演を行う。俳優として舞台、映像と活動を拡げつつ、戯曲（「鈴舟」、「ラフカット」など）、小説、映画・ドラマ・ゲームシナリオなど多方面で執筆活動を行っている。また東京ヴォードヴィルショー若手公演等、外部舞台での演出を行う。
 

【 歌・演奏 】 花れん （かれん）

早稲田大学在学中よりシンガーとして活動開始。2003年、ル・クプルのギター藤田隆二との２人ユニット「ブルーハンモック」を結成し楽曲を制作。作詞・vocalを務めた後、シンガーソングライターとして独立。2006年新たに"花れん"に改名し、7月1日、ファーストマキシシングル「古の風」をリリース。日本語の美しい響きを大切にした詩と世界観を創る。清涼感溢れつつも圧倒的な存在感をもつ歌と才能が高く評価され、日韓サッカー交流試合や国際交流パーティーで演奏するなど、国際的なセレモニーに起用されることも多い。また、ＣＭ出演やナレーション、スポーツイベントのMC、中川翔子に歌詞提供するなど活動は多岐に渡る。最近の活動として、バンダラコンチャ　ソロアルバム公演「相思双愛」（脚本：倉持 裕・前川 知大/構成・演出： 近藤 芳正・桑原 裕子）の音楽を担当。