本谷有希子がリーディングセッションに初挑戦!
北九州芸術劇場では演劇界の第一線で活躍する演出家を招き国内外の魅力的な戯曲を用いて、独自の「北九州芸術劇場リーディングセッション」を行い、大好評を得ています。その特徴は、役者は脚本を手にしていることだけをルールにどんな演出もありえること、生演奏の音楽とのジョイントであること、本格的なスタッフワークが入ることなどです。
役者の稽古から本番までを1週間以内に限定して、作り手にもお客様にも演劇のエッセンスを味わっていただこうというこの企画、第11弾の今回は1979年生まれの若き演出家、本谷有希子が登場。2000年に「
劇団、本谷有希子」を立ち上げ、劇作家・小説家など多才な才能を発揮する本谷有希子が、初めて北九州でリーディングに挑戦します。
プロフィール
演出/本谷有希子(もとや ゆきこ)
1979年7月14日石川県生まれ。「劇団、本谷有希子」主宰。大人計画『ふくすけ』、宮沢章夫監修『alt.4』、ヴィレッジプロデュース『1989』に出演。庵野秀明監督のアニメ『彼氏彼女の事情』では沢田亜弥役の声優として、OVA『フリクリ』でエンディングのモデルとして参加。
2000年9月「劇団、本谷有希子」を旗揚げ。主宰として作・演出を手掛ける。数々の作品が「岸田國士戯曲賞」にノミネート。06年に上演した『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を最年少で受賞。また、小説家としても活動し、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(講談社)で三島由紀夫賞候補に、『生きてるだけで、愛。』(新潮社)で芥川賞候補にノミネート。小説『腑抜けども~』は07年の夏に映画化され、吉田大八監督・佐藤江梨子主演にてシネマライズ他全国で公開された。05年4月から1年間、ニッポン放送「オールナイトニッポン」の金曜パーソナリティも務めるなど演劇以外の活動も注目されている。
演奏[パーカッション]/はたけやま裕(はたけやま ゆう)
天然たたき人。国立音楽大学卒業年に日本打楽器協会新人演奏会において最優秀賞を受賞。天性のリズム感を武器に、日本人である事にこだわりつつもジャンルを問わない異種格闘技系コラボレーションミュージシャンである。女子十二楽坊等のミュージシャンだけでなく、狂言師の茂山逸平氏、宗彦氏の朗読と打楽器のコラボレーションで平家物語を表現する等、狂言師や俳優陣等との共演も多い。
2006年には毎月自分以外はオールゲストで編成するカラーズと題したリーダーライブを行い、毎回満員御礼の人気を博す。リーダーユニット「CJ(クラッシュジャズズ)」 はクラッシックとジャズを融合させてクラッシュさせるというネーミング通りの独自のサウンドで注目を集めている。2007年1月1stオリジナルパーカッションソロアルバム~The Birth of YOU~をリリース。
作・訳・演出
作/アゴタ・クリストフ 訳/堀 茂樹(早川書房刊) 演出/本谷有希子
出演
古舘寛治(青年団)、森尾 舞(俳優座)
岩原正典(トップコート Artist★Artist)、佐々木空(九州情報大学演劇部F‐Stage)
椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)、鈴木新平(九州小劇場)
野本葉言 宮地悦子(演劇集団フリ-ダム)、宮脇にじ
スタッフ
照明/乳原一美 音響/漆原 功 演出助手/有門正太郎(飛ぶ劇場) 舞台監督/樋田浩昭
宣伝美術/トミタユキコ(ecADHOC) 制作/黒崎あかね・藤本瑞樹 プロデューサー/能祖将夫
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655