長塚圭史、3年振りのパルコ書下ろし作品。渾身の新作「SISTERS」、今夏上演!
父と娘、夫と妻、姉と妹・・・、人と人。
血のつながりをも超える愛の深さが、封印されたはずの過去を呼び起こす。
決して消すことのできない過去の傷は誰もがある。
その「過去」をどのように受容れ完了し、生きていくのか、あるいは拭い去ろうと一生もがき続けるのか・・。
“これは運命か、抗えない宿命か。”
どんなに隠そうとも、どれほど取り繕おうとも、
どうしようもなく滲み出てくるシミのように、
今剥き出しにされた過去の前で対峙する女と女。
合わせ鏡のように、互いの内に己の狂気を映し出す
であってはいけない
けど・・・
であった・・・ふたり
STORY
舞台は・・・ある寂れたホテル。
このホテルの女主人でありレストランを切り盛りしていた操子が数ヶ月前に亡くなった。
今は彼女の夫であり、このホテルのシェフである三田村優冶(中村まこと)がホテルを経営している。
しかし、操子の死後、客は遠のき、優冶の料理の評判もいまひとつ。
そこで優冶と従業員の稔子(梅沢昌代)は、優冶の従兄弟で、東京のビストロでシェフをしている尾崎信助(田中哲司)にレストランの新メニューを作ってもらうよう依頼した。
新婚である信助は、妻の馨(松たか子)と共にこのホテルにやって来る。
このホテルの一室には10年ほど前から、操子の兄であり小説家の神城礼二(吉田鋼太郎)が娘・美鳥(鈴木杏)と共にひっそり暮らしていた。
美鳥が馨に近づいていくことにより、馨の隠された過去がじわじわと忍び寄ってくる。
作・演出
長塚圭史
出演
松たか子、鈴木 杏、田中哲司、中村まこと、梅沢昌代、吉田鋼太郎
スタッフ
美術/二村周作 照明/小川幾雄 音響/加藤 温 衣裳/伊賀大介
ヘアメイク/河村陽子 演出助手/山田美紀 舞台監督/菅野将機
宣伝美術/有山達也 宣伝写真/久家靖秀 宣伝PR/る・ひまわり
プロデューサー/佐藤 玄・毛利美咲 制作協力/伊藤達哉
製作/山崎浩一 企画・製作/㈱パルコ
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
PARCO劇場/http//:www.parco-play.com/web/page/