北九州芸術劇場では演劇界の第一線で活躍する演出家を招き国内外の魅力的な戯曲を用いて、独自の「北九州芸術劇場リーディングセッション」を行い、大好評を得ています。
その特徴は、役者は脚本を手にしていることだけをルールにどんな演出もありえること、生演奏の音楽とのジョイントであること、本格的なスタッフワークが入ることなどです。
役者の稽古から本番までを1週間以内に限定して、作り手にもお客様にも演劇のエッセンスを味わっていただこうというこの企画、第10弾の今回は「第14回読売演劇大賞優秀演出家賞」受賞の気鋭の演出家・河原雅彦が登場。今年5月にパルコ劇場で上演され、氏が俳優として出演した鈴木聡・作のウェルメイド・プレイ「魔法の万年筆」を演出いたします。
プロフィール
【 演出 】 河原雅彦(かわはらまさひこ)
1969年7月7日生まれ 福井県出身。演出家、脚本家、俳優、HIGHLEG JESUS永久総代。92年にネオ演芸集団「HIGHLEG JESUS」を旗揚げし、構成・演出を手がける。その刺激的でエンターテイメントを追求するパフォーマンスは世間に衝撃を与えたが、02年末に解散。 解散後は俳優として舞台「人間風車」、NODA ・MAP「走れメルス」、「開放弦」などに出演、また脚本家として映画「ピカ☆ンチ」シリーズ(監督・堤幸彦、出演・嵐)や「ハチミツとクローバー」、ドラマ「アキハバラ@DEEP」「下北サンデーズ」を手がける。舞台演出家として06年のシス・カンパニー公演「父帰る/屋上の狂人」で第14回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。主演の草彅剛は同賞の杉村春子賞、優秀男優賞を受賞した。
【 演奏:ジャズピアノ 】 林正樹(はやしまさき)
1978年12月東京生まれ。5才よりピアノを始め、中学入学後ポピュラー音楽に目覚め、独学で音楽理論の勉強を始める。その後、佐藤彦、大徳俊幸、国府弘子らに師事し、ジャズピアノ、作編曲などを学ぶ。慶応義塾大学在学中の97年、伊東多喜雄&TakioBandの南米ツアーに参加し、プロ活動を始める。現在は自作曲を中心に演奏するソロ活動や、ユニット「宴」「KOKOPELLI」「アルカイック」「クアトロシエントス」「SalleGaveau」「小松亮太&ザ・タンギスツ」「SPICK&SPAN」など多数のバンドに在籍中。中西俊博、長谷川きよし、ROLLY、横山達治、狩野泰一をはじめ、多方面のアーティストと共演。フレキシブルな感性を持って、独自の情感豊な音楽を生み出している。最近では、韓国人のチェリスト、ソン・ヨンフンを「クアトロシエントス」との韓国、香港でのコンサートや「SalleGaveau」のフランスツアーなど、活動の場を国外にも広げている。作曲、編曲能力は各界で高く評価されている。06年6月には、スウェーデンで録音を行った「KOKOPELLI」の1stアルバム「Spilit of the Forest」がリリースされた。
作
鈴木聡
音楽
本多俊之
出演
今奈良孝行
※以下オーディション合格者
今村貴子(のこされ劇場≡)、佐々木空(九州情報大学演劇部F-Stage)
城島真理(Bee Dance Company)、上瀧征宏(テツ・レボ)
白石萌(下関市立大学演劇部)、高橋茉里、田島初美(Bee Dance Company)
田中克美、谷川哲朗(劇団C4)、ヒガシユキコ、宮地悦子、宮脇にじ、山﨑優香
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655