旗本飯島平左衛門が妻に先立たれ、女中お国(坂口良子)を愛妾にした為、娘お露は乳母お米(水谷八重子)と柳島の寮に移り住んだ。梅見の折、お露は浪人萩原新三郎に一目惚れするが、父に反対され再び会えずに焦がれ死に、お米もあとを追った。
折りしも盆の十三日。お露の死を聞かされた新三郎がお露の位牌をかかげ祈っていると、どうしたことか牡丹燈籠をさげたお米に伴われてお露が訪れる。喜んだ新三郎はお露と一夜を明かす。新三郎の孫店に住む伴蔵(前田吟)がそれを見て驚いた。二人の幽霊を見たからである。一方、お国は隣家の放蕩息子源次郎(川野太郎)と不義密通の上、主殺しに及んだ。
新三郎は死霊退散の札を戸口に貼り家に閉じこもるが、百両の金にまけて伴蔵お峰(水谷八重子二役)の夫婦が札を剥がしたため新三郎は死ぬ。
また盆が来た。
江戸を離れて幽霊から貰った金を元手に大店におさまっている伴蔵夫婦、そして変わり果てたお国と源次郎―。
色と欲が絡んで更に因果話は続く。
※出演予定の池内淳子さんが、病気療養のため休演することとなりました。代役には水谷八重子さんを迎えて、予定通り行います。
原作
三遊亭円朝
脚本
大西信行
演出
戌井市郎
出演
水谷八重子、前田吟、川野太郎、甲斐京子、坂口良子 ほか
スタッフ
美術/織田音也、中嶋正留 照明/古川幸夫 効果/秦和夫 効果助手/秦大介
立師/尾上菊十郎 邦楽/稀音家政吉次 演出補/黒木仁 舞台監督/古山昌克、中島幸則
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/朝日新聞社、(株)井筒屋、(財)北九州市芸術文化振興財団