リーディングシアター第三弾!
国内外の魅力的な現代戯曲をリーディングという形で紹介していく「リーディングシアター」の第三弾は、大劇場から小劇場まで先鋭的に活動している演出家・鈴木勝秀氏を招き、別れをモチーフにした2本の短編戯曲(隠れた名作!)を取り上げます。共演者は篠井英介、山下容莉枝、鈴木浩介という豪華メンバー。どうぞご期待下さい。
あらすじ
「タンタジルの死」
『青い鳥』で有名なメーテルリンクの戯曲だが、童話的な優しさはなく、不意に死の手に奪われていく子供を象徴的に扱った不気味で神秘的な作品。すべてが曖昧な世界で、不幸せや死だけがはっきりと人間の運命に迫りゆく姿が描かれている。
「ロング・グッドバイ」
『欲望という名の電車』や『ガラスの動物園』で有名なテネシー・ウィリアムズの戯曲で、作者が持つ美しさや哀しさ、リリシズム、幻想性が結実した短編。家族崩壊の風景が現実と回想が混在する独特の手法で描かれている。
プロフィール
演出/鈴木勝秀
1987年に“ZAZOUS THEATER”を旗揚げ。主宰者として構成・演出を務める。演劇だけでなく音楽ライブの演出、テレビ・映画の脚本も多い。最近の作品に『ディファイルド』、『ラスト・ファイブ・イアーズ』、『ドレッサー』。次回作は『胎内』(10月20日より青山円形劇場)。草サッカーチームFC AAARDVARKの監督でもある。横浜出身。
演出
鈴木勝秀
出演
篠井英介、山下容莉枝、鈴木浩介
<オーディション合格者>
甲斐知香、中村公美、野村かおり、宮地悦子、上瀧征宏、加賀田浩二
演奏
横川理彦
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655