リーディングシアター第一弾!
国内外の魅力的な現代戯曲をリーディングという形で紹介していく「リーディングシアター」の第一弾は、勝田安彦氏を演出に迎え、イギリスの作家、デイビット・アーモンドの小説『肩胛骨は翼のなごり』をアーモンド自らが戯曲化した『スケリグ~肩胛骨は翼のなごり~』(訳:山内あゆ子)を取り上げます。
古びたガレージの片隅で、少年マイケルは翼を持つ不思議な男と出会う。汚れた身なりでリュウマチを患い、テイクアウトの中華料理とブラウン・エール・ピールを神々の糧と呼ぶこの奇妙な男は一体何者なのか?神秘的で心優しい作風で知られるデイビット・アーモンドのヤングアダルト小説『肩胛骨は翼のなごり』は、優れた少年文学に与えられるウィットブレッド賞を、あの『ハリー・ポッター』を抑えて受賞、さらにカーネギー賞をダブル受賞しました。
“この忘れがたい物語のことを、誰もが夢中になって語っている”と評された珠玉の名作をアーモンド自らが戯曲化、2003年ロンドンにてトレヴァー・ナン演出で舞台化されて大好評を得ました。日本でも今年の12月、勝田安彦演出、森山開次主演により東京のスフィアメックスホールにて上演されます。これに先駆け北九州芸術劇場ではアートスフィアの協力のもと、「リーディングシアター」の第一弾として、本公演の出演者とオーデションに合格した地元演劇人との共演で公開します。さらに、今回のスペシャルとして、ヴァイオリンとビオラの生演奏が入るものも大きな魅力の一つです。
作
デイビット・アーモンド
演出
勝田安彦
出演
鷲生功(マイケル父役)、森山開次(スケリグ役)、竹下明子(マイケル母役)
<オーデション合格者>
山下智義(マイケル役)、森光佐(ミナ役)、内山ナオミ(ミナ母役)、市原幹也(リッキー役)
寺田剛史(ラスプーチン役)、野村架織(クラーツ役)、奥村泰自(クート役)
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655