20世紀のぼくたちから、21世紀の私たちへ
北九州芸術劇場が創るプロデュース公演。
今年は、飛ぶ劇場の泊篤志が20代前半の頃に執筆し、改訂を加えながら再演重ねてきた『冒険王』を、劇団太陽族の岩崎正裕が演出します。
キャストは、7月のオーディションで選ばれた12名。福岡・北九州の両演劇界で着実に経験を積んできた俳優たちを中心に、これを機に出会ったフレッシュな人材も登場します。
子ども時代の純粋さを突きつけ、その時代への郷愁を誘う一方で、成人してしまった現在を複雑な思いで見つめる泊脚本『冒険王』は今回新たに改訂され、より厚みのある骨太な作品になりました。そこに、人と人との関係性に重点をおいた普遍性のあるドラマ作りに定評がある岩崎演出とが出会い、多種多彩な俳優陣が加わったとき、ほかでは出会うことのできない情感豊かな舞台が現れることでしょう。
とは言っても、甘ゆるいノスタルジックな展開ではなく、苦くて深い味わいを期待できるのが岩崎演出。
そしてまた、大人が感じる懐かしさだけでなく、現在の物語として少年や少女たちにも何かを見つけてもらえる作品です。
ストーリー
同窓会のため、母校の小学校に集まった大人達。彼らは教室で、懐かしい品々を見つけます。そして、その中に「冒険王」と書かれた、本の残骸を見つけるのですが、それについては、誰一人思い出せません。やがて、一同は忘れ去られた記憶を体験することに…。
プロフィール
脚本/泊篤志(とまり あつし)
劇作家・演出家。1968年、北九州市門司区出身。北九州大学在学中、演劇研究会で上演作品の執筆・演出を担当。後、東京で約2年間TVゲームのシナリオ等の仕事をし、北九州へUターン。1993年「飛ぶ劇場」に復帰し、以来脚本・演出を担当。新しい要素を取り入れつつも娯楽性を忘れない姿勢で作品創作に取り組む。1995年に劇団代表を引き継ぎ、現在に至る。1997年『生態系カズクン』で「第3回日本劇作家協会新人戯曲賞」受賞。
演出/岩崎正裕(いわさき まさひろ)
劇作家・演出家。関西を拠点に活動する劇団太陽族主宰。三重県鈴鹿市出身。大阪芸術大学舞台芸術学科入学後、「劇団大阪太陽族」結成、演出を担当。1990年、「199Q太陽族」と改名し、代表となる。1994年『レ・ボリューション』で第1回OMS戯曲賞を受賞。1998年大阪市さくやこの花小受賞。1999年兵庫県芸術奨励賞受賞。
脚本
泊篤志(飛ぶ劇場)
演出
岩崎正裕 (劇団太陽族)
出演
寺田剛史(飛ぶ劇場)、岡本ヒロミツ(グレコローマンスタイル)、有門正太郎(飛ぶ劇場)
木村健二(飛ぶ劇場)、奥村泰自(演劇微小集団ふわっとりんどばぁぐ)
藤尾加代子(飛ぶ劇場)、浅野かさね(劇団 夢の工場)、門司智美(飛ぶ劇場)
吉本あゆみ、沖田みやこ(のこされ劇場≡)、内山ナオミ(飛ぶ劇場)
近藤紀子(劇団 夢の工場)
スタッフ
舞台美術/渡部愛 照明/乳原一美(北九州芸術劇場) 音響/豊口謙次*
衣裳/内山ナオミ(工房MOMO) 小道具/山口千琴(prop store R) 舞台監督/杉山力*
技術進行/渡部洋士* 宣伝美術/トミタユキコ(ecADHOC) 宣伝写真/梅本昌裕
制作/黒崎あかね*、国好みづき*、新里康昭 プロデューサー/津村卓*、能祖将夫*
(*北九州芸術劇場)
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市、北九州市教育委員会
助成/平成16年度文化庁芸術拠点形成事業