藤本彦

【高齢者】【劇作家】【まち】 Re:北九州の記憶

この街に暮らしてきた人々の“記憶”を演劇で紡ぐ

私たちが記録として知っている「街の歴史」には当然のことですが、私たちの身の回りの、ごくごく個人的なことについては記されていません。ですが、確かに当時を生きた人達はその場所に住んで、日々を暮らしていました。その時代に生きた家族のこと、仕事のこと、結婚のこと……様々なエピソードの「個人の歴史」が集まるとそれもひとつの「街の歴史」になるのではないでしょうか。北九州芸術劇場では、高齢者の方々に若手劇作家がインタビューし、思い出やエピソードを演劇として残していく試みを続けています。

作品までの流れ

インタビュー・戯曲執筆

インタビューにご協力いただける、市内に暮らす70代・80代の高齢者の方々を募集し、この街に暮らしてきた様々なエピソードを伺います。伺ったエピソードをモチーフに作家が新たな物語を執筆します。

戯曲講座

出来上がった戯曲を、戯曲講座を通してブラッシュアップし、作品としての質を更に高めていきます。

上演台本完成・稽古

複数の戯曲を構成し、上演台本を完成させます。
また、地域の役者とともに公演に向けて1週間~3週間ほどの稽古を行います。

本番(リーデング公演・演劇公演)

北九州芸術劇場 小劇場にてリーデング公演もしくは、演劇公演を行います。
※リーディング公演とは・・出来上がった台本を手に持ち読みながら公演を行います。

関連企画

「よむ、記憶」

5年目を迎えた今年は、『地域へ継承する』をキーワードに、この街で生まれた作品たちを、子ども達や親世代などへ広く知ってもらうこと、また執筆した作家自らが地域へ手渡し届けていくことを目的に、市内の施設と協力し、朗読公演(鑑賞型アウトリーチ)を実施しました。
日時:12月18日(日)16:00 ~ 17:00
会場:中央図書館カフェテリア(カフェ・ラポール中央図書館)
作 :藤本瑞樹
出演:葉山太司、内田ゆみ、宇都宮誠弥、片渕高史

舞台写真

構成・演出・戯曲講座講師

内藤裕敬(演出家/南河内万歳一座)

59年栃木県生まれ。南河内万歳一座・座長。高校の時に状況劇場『蛇姫様』(作・演出/唐十郎)を見て芝居の道へ。1979年、大阪芸術大学(舞台芸術学科)に入学。4年間、秋浜悟史教授(劇作家・演出家)に師事。その間、“リアリズムにおけるインチキの仕方”を追求。’80年、南河内万歳一座を『蛇姫様』で旗揚げ。以降、全作品の作・演出を手がける。現代的演劇の基礎を土台とし、常に現代を俯瞰した作品には定評があり、兵庫県立ピッコロ劇団や世界的ピアニスト・仲道郁代との共同企画など、劇団外での作・演出も多数。‘00年読売演劇大賞・優秀演出家賞受賞。著作に『内藤裕敬処女戯曲集劇風録其之壱』『青木さん家の奥さん』がある。

作家

穴迫信一(ブルーエゴナク)

ブルーエゴナク代表・作家・演出家・俳優。1990年生。北九州市小倉北区出身。北九州芸術劇場シア ターラボ 2010 の参加をきっかけに劇団を旗揚げ。その後、北九州市内外の多くの公 演・事業に参加。元ラッパーという経歴を生かしたビート感のある作品構成と、それを俳優の発語を用い音楽的に組み立てる演出が特徴。日本初の都市モノレール公演や野外音楽劇など実験的な作品も手がけ、2015年からは京都でも作品を継続して発表。

鵜飼秋子(さかな公団)

愛知県名古屋市出身。現在小倉北区在住。 北九州で活動する演劇ユニット「さかな公団」代表。運営メンバーは3名で皆女性。「さかな公団」で劇作、演出をつとめる。日常生活で抱 く些細な感情や出来事を着想とし、リズミカルな会話と体温ある台詞で世界を描く。日本劇作 家大会 2005熊本大会短編戯曲コンクール最優秀賞受賞、第6回かながわ戯曲賞(2006 年)最終選考ノミネート。

大迫旭洋(不思議少年)

1988年生まれ、宮崎県出身。劇作家・演出家・役者。熊本大学在学中に「不思議少年」を立ち上げ、代表になる。日常にあるズレを、大胆に可笑しみをもって描く作風が特徴。九州を拠点にして、勢力的に活動している。短編演劇の全国大会「劇王 天下統一大会2015」にて優勝。「若手演出家コンクール2014」優秀賞・観客賞を受賞。演劇が好き。

寺田剛史(block)

1976年生まれ。福岡県出身。1998年「飛ぶ劇場」に入団、以降『冒険王98』『生態系カズクン』をはじめ劇団公演に出演する。一方、他劇団への客演も数多く行う。北九州芸術劇場プロデュース公演、リーディングセッションへの出演も多数。また、2011年より自身が作・演出を務める「block」を旗揚げし、創作活動を行っている。

渡辺明男(バカボンド座)

1977年生まれ北九州出身。バカボンド座代表。2012年に旗揚げ公演をして以来、各所で極めてマニアックな形で話題となる。どうしようもない人間がどうしようもなく生きるのを面白おかしく描写する芝居、を作るのが得意。演劇を始めて様々な人と出会う機会が増え、その度に感激している。ひきこもりがちだった人生を演劇に救ってもらった、と言っても過言ではない男。

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