笑えて、ちょっと切ない、「大人の希望探し」の物語
「大人が楽しめる芝居づくり」を掲げ、普通にまじめに一所懸命に生きる男女の日常を描き、「おまぬけなコメディだがキュンときてズンとくる」とサラリーマンをはじめ、OL、主婦、演劇ビギナーから演劇マニアまで幅広い層から支持を集めるラッパ屋が2年ぶりに北九州に登場します。映画やテレビドラマ、新作落語まで幅広く執筆し、喜劇作家として高い評価を受ける主宰・鈴木聡と、多方面でバイプレーヤーとして活躍する俳優たちが贈る新作公演は、「大人の希望探し」の物語。人生につまづいた主人公が、安アパート「ホープ荘」に移り住むが、そこはトラブルを抱えた人々が集まる「絶望荘」のような場所で…。現代的なテーマを散りばめながら、楽しく、親しみやすく、笑いと涙たっぷりに描く大人の喜劇にどうぞご期待ください!
【作・演出:鈴木聡コメント】
タワマン暮らしで「ここだけバブル」のような毎日を送っていた希(自称イケてる女・50歳)は事業で大失敗した。タワマンを引き払い、家賃の安さに惹かれ引っ越した先は「ここだけ昭和」のようなオンボロアパート「ホープ荘」。もうね、今までとは別世界。住んでる人たちも、よく言えば「味がある」んだけど、希の目からすれば「底辺」。夢も希望もない、「ホープ荘」じゃなくて「絶望荘」ね、と嘆く希だったが、このアパートで思いがけない人物と出会う。それは青春の記憶を呼び覚ます、一番会いたかった、でも一番会いたくなかった人物で・・。希望は大事だよね。いわゆる少子化もほんとの原因は「お金が足りない」からではなく「希望が足りない」からではないか。「元気があれば何でもできる」と猪木先生はおっしゃったが「希望があれば何でもできる」と若い頃の自分を振り返って思う。あの頃のさしたる根拠もない希望のようなものはなんだったんだろう?いまどうすれば新しい希望のようなものが見つかるんだ ろう?登場人物たちと一緒に「絶望荘」で考えたい。というわけでバリバリの新作「ウエルカム・トゥ・ホープ」。笑いと切なさ、楽しさいっぱいです。是非!(鈴木聡)
作・演出
鈴木聡
音楽・演奏
佐山こうた
出演
岩橋道子、中野順一朗、谷川清美(演劇集団円)/弘中麻紀、上大迫祐希、浦川拓海/
ともさと衣、宇納佑/大草理乙子、熊川隆一/武藤直樹、岩本淳、林大樹/
松村武(カムカムミニキーナ)、俵木藤汰
お問い合わせ
J:COM北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655(10:00~18:00)
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市