北九州を代表する詩人・宗左近の長編詩をリーディング公演で
昨年11月、東アジア文化都市北九州の文学事業の一環として実施した「詩」×「身体表現」による作品創作「詩、踊る」。宗左近、高橋睦郎、平出隆という3名の北九州を代表する詩人たちの紡ぐ言葉を、身体表現による新たな世界として立ち上げ話題を呼びました。今回は題材となった3作のうち、宗左近の『炎える母』をリーディング作品として上演します。空襲の最中、目の前で母親を喪った宗左近の壮絶な想いが綴られる長編詩に、地元で活躍する2名の実力派俳優が挑みます。
詩
宗 左近『炎える母』
作家プロフィール:本名 古賀照一。1919年、北九州市戸畑区生まれ。小倉中学卒業後旧制一高入学。東大哲学科卒。詩人・評論家・仏文学者・翻訳家。詩誌「歴程」に参加。長編詩集『炎える母』で第6回歴程賞受賞。その後、「縄文」シリーズなどの詩集、文学・前衛芸術、縄文文化等に関する評論を多く手がけるほか、エミール・ゾラ『ナナ』、ロラン・バルト『表徴の帝国』などフランス語作品の翻訳を行った。市川市名誉市民。北九州市民文化賞、チカダ賞などを受賞。2006年没。
演出
守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
出演
有門正太郎(有門正太郎プレゼンツ)、寺田剛史(飛ぶ劇場)
※アフタートーク:稲田大貴(北九州市立文学館学芸員)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎/演出)
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2620
備考
企画・製作/北九州芸術劇場
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
協力/北九州市立文学館