日本が誇る伝統芸能、“歌舞伎”の魅力に迫る!
「劇場塾」のオープンレクチャーでは、舞台芸術の旬な話題やより身近な題材をテーマに、地域のみなさんが芸術を深く知り、楽しむきっかけとなるような、多彩な講座を実施しています。
今年度のオープンレクチャー第1弾は、歌舞伎演目の歴史的な文脈を踏まえつつ、現代演劇・ダンスなどジャンルに囚われず、その普遍性と同時代性を描く作品を創作し続けている「木ノ下歌舞伎」の主宰・木ノ下裕一氏をお迎えします。今日まで民衆とともに歩み、脈々と受け継がれてきた歌舞伎の本質や魅力とは…?歌舞伎・古典芸能への愛溢れる木ノ下氏の軽快なトークで楽しく学ぶ講座です。あなたの“かぶき愛”がもっと深まります!!
新型コロナウイルス感染拡大予防に関するご参加の皆様へのお願い、当劇場の対応等についてはこちらをご確認いただき、あらかじめご了承のうえお申し込みいただきますようお願い申し上げます。
講師・メッセージ
木ノ下裕一(きのしたゆういち)/ 木ノ下歌舞伎 主宰
1985年和歌山市生まれ。2006年、京都造形芸術大学在学中に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『三人吉三』『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』『娘道成寺』『心中天の網島』など。 2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。第38回(令和元年度)京都府文化賞奨励賞受賞。平成29年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者。渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。
【メッセージ】
約400年前に成立したといわれる歌舞伎。今では日本を代表する古典芸能として輝きを放ってますが、しかし、江戸期の人々にとっては歌舞伎こそ“現代演劇”でした。本講座では、歌舞伎と時代背景を照らし合わせながら、その成立から発展、円熟の過程を紐解きます。同時代と呼応しつつ変幻自在に進化してきた歌舞伎の世界に誘います。ビギナーのみなさんも大歓迎です!
備考
企画・製作/北九州芸術劇場
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
後援/北九州市教育委員会
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会