その街に吹く風は、過ぎゆく時の流れか、そこに暮らす人の命の流れか。
08年3月に大好評を博した「青春の門 放浪篇」に続く北九州芸術劇場プロデュース公演。
福岡県出身、“過剰な叙情”で人気を集める「劇団桟敷童子」の東憲司が九州北部の架空の街を舞台に綴る人間ドラマ。
出演は北九州・福岡を始め全国から集まったオーディションの選抜メンバー14名+「劇団桟敷童子」から鈴木めぐみ、外山博美、もりちえ。
風は吹き、風は去り、けれども風に吹かれた感覚だけは、その街の記憶に残っている。
プロフィール
作・演出/東憲司
1964年12月17日生まれ 福岡県宗像郡出身。1999年秋に「劇団桟敷童子」を旗揚げ。劇団代表で劇作、演出、美術を手がける。その作品の多くは、出身地である福岡に実際に起こった事件と、自らの少年時代を背景に、過去や社会に対しての傷を持つ者が、出来事に対面し、それでも生きていくという普遍的なテーマを持っている。ウェットな作風でありながら、ラストのダイナミックな大仕掛けの演出による、「生」への渇望みなぎる力強い東の作品は、世代を超えて幅広い支持を受けている。近年では今最も注目する劇作家の一人として新聞、雑誌等に取り上げられ、また「しゃんしゃん影法師」(2004年10月公演)「風来坊雷神屋敷」(2005年10月公演)「海猫街」(2006年10月公演)と三年連続で岸田國士戯曲賞の最終候補にあがるなど画期的な成果を残す。「海猫街」(2006年10月公演)で平成18年度(第61回)文化庁芸術祭優秀賞(関東の部)を受賞。
作・演出
東憲司(劇団桟敷童子)
出演
有門正太郎(飛ぶ劇場)、今村貴子(のこされ劇場≡)、大畑佳子(飛ぶ劇場)、沖田みやこ(のこされ劇場≡)、烏山茜、小林類、齋藤洋司、清水裕子(のこされ劇場≡)、白石萌(下関市立大学演劇部)、上瀧征宏、寺田剛史(飛ぶ劇場)、中村公美、水本樹人、宮脇にじ /鈴木めぐみ(劇団桟敷童子)、外山博美(劇団桟敷童子)、もりちえ(劇団桟敷童子)
託児サービス(有料・要予約)
お子様連れの方へ
この公演では未就学のお子様の入場はご遠慮いただいております。
託児サービスをご利用ください。
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2655
備考
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市、北九州市教育委員会、(財)としま未来文化財団(東京公演)
助成/(財)地域創造、平成20年度文化庁芸術拠点形成事業
企画・製作/北九州芸術劇場