文化施設連携事業

ジャンルを横断した連携で、新しい創造の場を。

劇場では、市内の様々な文化施設(響ホール、文学館、美術館、漫画ミュージアム、到津の森公園)と連携したプロジェクトを行ってきました。ジャンルを横断した文化施設連携は、それぞれの専門家同士が技術と知識を擦り合わせ、ひとつの作品をつくりあげていきます。劇場をひとつの“ハブ”とすることで、多様なプロジェクトが生まれ、互いの領域にこれまでにはない光がさし、新しい魅力や創造の場が広がることを目指します。

北九州芸術劇場×北九州市立美術館分館連携事業

北九州市立美術館が所蔵する美術作品1点をモチーフに演劇作品を製作し、アーティストの歩みや作品の背景、そこに込められたメッセージなどを、演劇や解説を通して知る―ひとつの美術作品を様々な角度からじっくり味わう、贅沢なコラボレーションです。
連携団体:北九州市立美術館分館

vol.1「切り裂かれたキャンバス ~「マネとマネ夫人像」をめぐって」

19世紀の半ば、若きドガとマネは交友を重ねながら互いに切磋琢磨していた。ドガがマネに贈った《マネとマネ夫人像》。現在に残る姿は、夫人の顔を消し去るかのようにキャンバスの右側が切り裂かれている。二人の間に何が起こったのかを紐解く作品。

【日程】2013年6月15日(土)~23日(日)計8公演
【会場】北九州市立美術館分館
【作・演出】泊篤志(飛ぶ劇場)
【モチーフ】エドガー・ドガ《マネとマネ夫人像》1868-69年頃
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vol.2「モテたい売れたい僕らアーティスト」

1980年代のニューヨーク。その熱狂のアートシーンを駆け抜けたひとりの若者、ジャン=ミシェル・バスキア。瞬く間にアート界のスターとなり、突然の死により27年あまりの短い生涯を閉じた彼が「売れ」始めた、まさにその時期の《消防士》をモチーフにした作品。

【日程】2014年6月6日(金)~15日(日)計9公演
【会場】北九州市立美術館分館
【作・演出】泊篤志(飛ぶ劇場)
【モチーフ】ジャン=ミシェル・バスキア《消防士》1983年
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vol.3「画狂老人@北斎」
シルバー人材センターでくすぶっていた老マンガ家がフランスで火がつき
「21世紀の北斎」と呼ばれ世界から賞賛されるようになった理由について。

江戸時代、天才絵師として齢90まで生きた葛飾北斎。引越すこと93回、改名約30回、酒も煙草もやらなかったという彼の足跡を辿りながら、代表作「冨嶽三十六景」の1つ《神奈川沖浪裏》が海外のアート界に与えた衝撃、影響に迫った作品。

【日程】2015年5月14日(木)~17日(日)計8公演
【会場】北九州市立美術館分館
【作・演出】泊篤志(飛ぶ劇場)
【モチーフ】葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》1831-34年
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vol.4「モネ、逆さまの睡蓮」

日本でも大人気の印象派の画家クロード・モネ。本作でモチーフとなった彼の作品《睡蓮、柳の反影》は以前上下逆さまに展示されていた?そんな実際にあった噂話から着想し、「良い絵」とは何かを問いかける作品。

【日程】2016年5月19日(木)~22日(日)計8公演
【会場】北九州市立美術館分館
【作・演出】泊篤志(飛ぶ劇場)
【モチーフ】クロード・モネ《睡蓮、柳の反影》1916-19年
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vol.5「10万年の寝言」

モチーフは現代美術家ヤノベケンジ《GRAND SEED NEW“ORGA”》。本物の美術作品を舞台美術として使用する新しい試みに挑戦。ヤノベ氏の時代ごとの創作テーマを「サヴァイバル」「リアリティー」「リヴァイバル」の3つのキーワードにわけ、3人の劇作家が3本のオムニバスを創作。ひとつの作品から全く違う3本の物語が生まれる、美術作品解釈の自由度を感じる作品。

【日程】2017年6月8日(木)~11日(日)計7公演
【会場】北九州市立美術館分館
【作】穴迫信一(ブルーエゴナク)、渡辺明男(バカボンド座)
【作・構成・演出】泊篤志(飛ぶ劇場)
【モチーフ】ヤノベケンジ《GRAND SEED NEW “ORGA”》1993年(1994年改変)
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「ひびきあう」~音と身体で感じるみずかみかずよの世界~

北九州出身の詩人・児童文学作家みずかみかずよ。「言葉はやさしく、心は深く」をモットーに創作された作品を、音楽、ダンス、朗読とコラボさせ市内3施設(文学館、美術館、響ホール)でコンサートを開催しました。やさしい言葉で織り成す詩を、音と身体で感じる音巡りコンサートです。
連携団体:北九州市立文学館、北九州市立美術館、北九州市立響ホール
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<関連アーティスト>
【詩】みずかみかずよ
【音楽構成・演出】中村透
【構成・振付・演出】隅地茉歩(セレノグラフィカ)
【ダンス】セレノグラフィカ(隅地茉歩+阿比留修一)
【音楽】井尻兼人(チェロ)、與儀朋恵(パーカッション)、響ホール公演│末永龍一(ピアノ)
【文学館朗読】多田香織(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)ほか

<関連アウトリーチ>
【日程】2014年12月8日(月)、9日(火)
【対象】ひびきが丘小学校 4年生
【講師】セレノグラフィカ

北九州市立文学館公演 「いきる:春夏秋冬」

「春夏秋冬」をテーマに、季節を表現したコンサートを音楽、ダンス、朗読とともに上演。朗読は多田香織(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)、小学生の2名。言葉と音楽で季節の移り変わりを感じます。

【日程】2015年1月23日(金)19:00開演
【会場】北九州市立文学館

北九州市立美術館公演 「いきる:あなたとわたし」

詩集「愛のはじまり-祝婚歌-」より、結婚をイメージしたコンサートを実施。音楽、ダンス、朗読のコラボで愛に満ちた優しい空間を演出します。荘厳な曲とともに繰り広げられる即興ダンスも必見。

【日程】2015年1月24日(土)11:00開演
【会場】北九州市立美術館 本館 エントランス

北九州市立響ホール公演 「いきる:いのり」

舞台上に客席を設け、音巡りの世界を身近に感じていただく公演。「いのり」をテーマに、やさしい言葉で織り成す詩を、音楽、ダンス、朗読とともに。音巡りコンサートの最後を飾ります。

【日程】2015年1月25日(日)15:00開演
【会場】北九州市立響ホール

ミュージックギャラクシー999~音楽の銀河へようこそ~

北九州市出身の漫画家、松本零士氏の作品“銀河鉄道999”をモチーフに、音楽、美術などの要素を盛り込んだワークショップと公演のシリーズです。誰でも知っているあの曲や銀河鉄道999のテーマを、華やかでスタイリッシュなサクソフォンカルテットとピアノで彩ります。
連携団体:北九州市立漫画ミュージアム、北九州市立響ホール

<モノレール公演>
【日程】2016年2月12日(金)18:36開演
【会場】北九州モノレール車内
【出演・構成】Quatuor B(クワチュール・ベー)サクソフォーン四重奏
【構成】中川賢一
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<響ホール公演>
【日程】2016年2月14日(日)15:00開演
【会場】北九州市立響ホール
【出演】中川賢一(ピアノ)、Quatuor B(クワチュール・ベー)サクソフォーン四重奏
【構成】中川賢一
公演詳細はこちら

<関連アウトリーチ>
【日程】2016年2月9日(火)、10日(水)
【対象】鞘ヶ谷小学校 4年生
【講師】大月ヒロ子、中川賢一

<関連ワークショップ>「創造力の銀河を旅するワークショップ」
【日程】2016年2月11日(木・祝)
【会場】あるあるCity B1スタジオ
【講師】大月ヒロ子、中川賢一

舞台写真

関連動画

「どこをどうぶつる」

動物園で動物をみる。劇場で人間をみる。この企画は、そんな「あたりまえ」に、到津の森公園と劇場が向き合う連携プロジェクトです。「人間も動物」をコンセプトに、獣医や飼育員の協力を得たリサーチからスタートし、ダンサーと音楽家がその身体や楽器で「動物」のテーマに挑んだ作品です。
連携団体:到津の森公演、北九州市立響ホール

2016年度「どこをどうぶつる」

動物園の中にはライオン、ゾウ、キリン、たくさんの動物たち。ではそれを観ている私たち「人間」は、何者なのでしょうか?ダンサーの身体と音楽家の楽器を駆使し、「人間」とは何かを問いかける作品です。

【日程】2016年10月15日(土)18:00開演、16日(日)14:00開演
【会場】北九州芸術劇場 小劇場
【振付・出演】大植真太郎、森下真樹
【音楽】田中馨
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<関連展示企画>「十人十匹、十頭十色」
【日程・会場】2016年9月3日(土)~10月9日(日)到津の森公園内売店横ギャラリースペース、10月15日(土)、16日(日)北九州芸術劇場 小劇場

<関連ワークショップ>動物園でおどろう「どっちが動物園!?」
【日程】2016年9月3日(土)、4日(日) ※両日台風接近に伴い中止
【会場】到津の森公園

舞台写真

撮影:重松美佐

関連動画

2017年度「どこをどうぶつる」動物園ver.

今日は動物園に「人間」を観にいこう。
2016年10月に小劇場で上演した不思議で可笑しなダンス作品が、会場を「到津の森公園」に移してパワーアップ。「にんげん広場」で、「人間の面白さ」を感じる作品です。

【日程】2017年10月14日(土)、15日(日)両日14:00開演
【会場】到津の森公園 にんげん広場
【振付・出演】大植真太郎、森下真樹
【音楽】田中馨
公演詳細はこちら

<関連企画>「どこをどうまわる?ガイドツアー」
【日程】2017年10月14日(土)、15日(日)
【会場】到津の森公園

<関連ワークショップ>「どっちが動物園!?ダンスワークショップ」
【日程】2017年10月14日(土)、15日(日)
【会場】到津の森公園 にんげん広場

舞台写真

撮影:重松美佐

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