国内外で活躍するダンサー2人によるワークショップ
NDT(ネザーランドダンスシアター)など海外のダンスカンパニーでダンサーとして活躍し、現在はフリーとして国内外で幅広く活動する小㞍健太さん、湯浅永麻さんを迎えてダンスワークショップを開催します。10代からヨーロッパに渡って磨き上げられた2人の高度なダンステクニックに触れ、コンテンポラリーダンスを深く体験しませんか?
プログラム
【1】ダンサーのためのワークショップ
コンテンポラリーダンスを踊る上で最初に向き合うことになるのは、新しい振付や演出との出会いです。振付って一体なんなのだろう。どこを見てどのように覚えて消化したらいいのか。今回は、自身の特徴を捉えて活かせるようになるための“身体の気付き”をテーマに、アップからコンビネーション(振付)までを体験します。
【2】オープンクラス(一般)
ダンスといってもたくさんのジャンルがありますが、今回はバレエとコンテンポラリーダンスをベースに動いて自身の体と向き合ってみましょう。ダンス経験のない方もご参加いただけますので、バレエやコンテンポラリーダンスのテクニックを用いたダンスに興味のある方も大歓迎です。
講師 プロフィール
小㞍健太(こじり けんた)
1999年ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロ・スカラーシップ賞を受賞後、モナコ公国モンテカルロバレエ団を経て、 世界的な振付家イリ・キリアン率いる「ネザーランド・ダンス・シアター1」(NDT1)に初の日本人男性として入団。キリアンをはじめ、フォーサイス、エック、ナハリン、パイト、マクレガー、エックマンなどの作品に出演。2010年からフリーランスとなり、シルヴィ・ギエム「6000 Miles Away」、スウェーデン王立バレエ団、Noism、新国立劇場、Optoなど国内外の公演で客演する一方、自らの創作・公演・教育活動を行う。昭和音楽大学、新国立劇場バレエ研修所、日本スケート連盟全日本強化合宿にて講師を務める。主な振付演出作品:『トキ』(日中韓芸術祭2013招聘作品)、『SWELL』(ベルギー王立アントワープバレエ学校)、『TSURU』(アジア・ソサエティ・テキサスセンター&ヒューストンバレエ団共同制作)、東宝ミュージカル『エリザベート』(振付提供)等。
湯浅永麻(ゆあさ えま)
モナコ公国クラシックダンスアカデミーにて故マリカ・ベゾブラゾヴァに師事。ドレスデンバレエ、ニースバレエを経て2004年に Nederlands Dans Theater 2 (NDT2)に入団。2年後にNDT 1 に昇格。イリ・キリアンをはじめ、フォーサイス、エック、ナハリン、パイト、マクレガー、ゴッケ、カリッツォ/シャルティエ(Peeping Tom)、シャロン・エヤルなどの作品に出演。NDTダンサー制作“SWITCH”公演にて、小作品を制作し、オランダの劇場に招待され公演を行う。2012年、福武教育文化振興財団創立25周年記念事業の一環で、岡山県犬島にて新作、2014年世界的有名な弦楽四重奏団「Kronos Quartet」と共演。現在はフリーになり、イスラエルのIdan Sharabi&Dancers、Opto、シディ・ラルビ・シャルカウイ率いるEASTMANに参加。スウェーデン王立バレエ団にて、サシャ・ワルツ“Körper”, エック版 “Juliet and Romeo”(ジュリエット役)に客演。ピアニスト向井山朋子が監修するインスタレーション“HOME”にてソロを共同振付・出演するなど幅広く国内外で活躍。
お問い合わせ
北九州芸術劇場
TEL 093-562-2620(10:00~19:00)
備考
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
助成/平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
協力/Opto